2007年7月25日水曜日

スカート内盗撮 札幌で巡査逮捕

 カメラ付き携帯電話で女子高生のスカート内を撮影したとして、道警は二十日、道迷惑防止条例違反(盗撮)の現行犯で札幌市東区伏古八の二、札幌北署地域課巡査牧野達郎容疑者(23)を逮捕した。
 道警監察官室によると、牧野容疑者は二十日午後二時四十分ごろ、札幌市中央区内の書店で、買い物をしていた同市内の高校一年の女子生徒(15)のスカート内をカメラ付き携帯電話で盗撮した疑い。私服警備員が牧野容疑者をその場で取り押さえ、警察官に引き渡した。牧野容疑者は「間違いない」と容疑を認めており、携帯電話には画像も残っていた。牧野容疑者は二十日は休暇になっていた。
 牧野容疑者は二○○六年四月採用で、同年九月から札幌北署に配属、交番勤務をしている。谷口茂樹道警監察官室長は「あってはならないこと。調査結果を踏まえ、厳正に処分する」としている。

(北海道新聞より引用)

2007年7月17日火曜日

精神医学、映画で身近に 札幌出身・佐々木さん、メルマガで心理を解説

 札幌出身で東京在住の精神科医、佐々木信幸さん(41)が、映画の登場人物の心理描写などを基に、精神医学をわかりやすく解説するメールマガジンの発行を続けている。アメリカに留学中の三年前に始め、発行部数は四万五千部以上に。国内での自殺者が九年連続で三万人を超える中、佐々木さんは「精神科受診に、偏見が根強いことが自殺者の増加につながる。精神医学を身近に感じてほしい」と訴える。
 メルマガのタイトルは「映画の精神医学」。樺沢紫苑(しおん)のペンネームで、週一回のペースで発行している。
 札幌医大を卒業後、札幌、桧山管内江差町など道内七カ所の病院で勤務。自殺の原因にもなる精神的な不調を本人が感じても、周囲の偏見などから二の足を踏み、精神科受診が遅れた例に何度も触れた。
 二○○四年四月には、自殺に関する先進的な研究をしている米国・イリノイ大シカゴ校に留学。現地で精神科が日常的に利用されているのを見て「精神医学を分かりやすく伝え、精神科の敷居を低くする」とメルマガを始めた。
 映画を題材にしたのは、読者が余暇を楽しむきっかけになればと考えたから。米国の実業家ハワード・ヒューズを描いた「アビエイター」(○四年)など女性遍歴を重ねる登場人物には、幼少期に母親の愛情を十分に受けず育った共通点を指摘。「母親から満たされなかった母性愛を恋人や愛人に求めるが、かなわずさらに別の女性を求める」などと解説した。うつ病や自殺予防の事例なども紹介する。
 佐々木さんは留学を終えて六月に帰国。帰国前に、メルマガ人気に注目した編集者の依頼で「自殺という病」(秀和システム)を刊行しており、今後は東京都内の医院で診療するとともに執筆活動に励む。メルマガの購読はhttp://www.mag2.com/m/0000136378.html へ。

(北海道新聞より引用)