2007年10月23日火曜日

研究の蓄積100年 北大忍路臨海実験所 小樽で記念シンポ

【小樽】小樽市忍路にある北大忍路臨海実験所の百周年記念シンポジウムが二十日、小樽市内で開かれ、市民や北大OBら約六十人を前に、研究者が同実験所で行われているプランクトンの観測などの意義を説明した。  同実験所は明治四十一年(一九○八年)、北大の前身、東北帝大農科大水産学科の付属施設として、忍路湾に面して建設された。外洋がしけても湾内は静かな立地を生かし、教官や学生らが周囲の水生動植物の採取、実験などを続けている。現在は北大北方生物圏フィールド科学センターに所属する共同研究施設となっている。  北大水産学部卒の西山恒夫・前北海道東海大学長は、同実験所で長年にわたりプランクトン量や水温、塩分濃度などのデータ蓄積が続けられていることを評価。「地球規模の気候変動のほか、石狩湾でのニシン漁獲減少などの生態系変化といった問題を研究するうえで、重要な基礎データとなっている」と強調した。  また、同実験所開設当時の様子や、初代と思われる帆船の北大水産学部練習船「忍路丸」の写真も紹介された。

2007年10月22日月曜日

控えめに、日本ハム梨田新監督が所信表明

日本ハムの次期監督に就任する梨田昌孝氏(54)が「スモール・マウス」で、第1歩を踏み出した。20日、札幌市内のホテルで最終交渉を行い、契約金5000万円の2年契約で年俸1億円で正式契約を結んだ(金額は推定)。晴れの就任会見で「リーグ優勝、日本一はあるがまずクライマックスシリーズ(CS)を最低限の目標にしたい」と、やや弱気の所信表明だった。 パ連覇を達成し、2年連続の日本一を目指すチームを率いる心境を、素直に吐露した。就任会見の定型句のような「優勝したい-」などという威勢のいい言葉は、封印した。「失礼な言い方かもしれませんが、野村監督のところ(楽天)も強くなっていますし、6球団の力が拮抗(きっこう)していますから。最低限はCSに出て戦うことを目指したい」。冷静で客観的で評判だった、3年間の評論家活動の成果か? 選手を立てる采配通り、控えめな人柄がにじみ出た。 現在はヒルマン監督が指揮を執っており、当面は「アドバイザーとして契約した」(藤井球団社長)という立場で、来季へ向けて組閣作業等の体制づくりを球団と意見をすり合わせながら行っていく。「マスコミにはダジャレをよく言う。コラムとかで(ファンの)質問にも答えたい」などとファンサービスでも独自色を出していく。 この日は来年のカレンダー撮影のため、初めてユニホームへ袖を通した。背番号は未定だが「軽くてさわやか。あとは体形を見やすいものにしないと」とダイエット宣言もし、来季の4年ぶり現場復帰への意欲を見せた。「勝負というのはプレッシャーがある。それに打ち勝っていくのがプロフェッショナル。『梨田色』というかアレンジして、もっと強いファイターズを作りたい」。表向きは弱気だったが、常勝球団へ導くキーマンの自覚十分だった。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月21日日曜日

レラカムイがホーム開幕戦で勝利を約束

北海道の救世主になる。レラカムイ北海道が20日、月寒アルファコートドームでチーム創設後初のホーム開幕戦(試合開始午後4時)を迎える。昨季5位の日立と対戦。東野智弥監督(37)は先輩プロ、日本ハムのクライマックスシリーズの盛り上がりに刺激を受け、社会貢献などの地域振興をもう1つの目標に掲げた。北海道に根ざした第3のプロの責任感を胸にホーム初戦に挑む。 ホーム開幕戦を前にチームは緊張感に包まれていた。19日は非公開でフォーメーション、シュート練習などを行った。選手は練習後も笑顔を見せることなく、初戦の会場、月寒アルファコートドームを引き揚げた。東野監督は「ここが本当に第1歩。勝つことで北海道に勢いをつけたい」。14日の三菱電機戦で初勝利を飾ったが、浮ついた気持ちはまったくない。 前夜の18日、クライマックスシリーズ制覇を達成した日本ハムからあらためてプロとしての使命を教えられた。東野監督は「優勝であれだけの人が喜び、盛り上がる。僕らもプロ集団である以上、勝つことはもちろんだが北海道に貢献したい。バスケット文化を根付かせ、スポーツを通じて子供たちに喜び、痛みを感じてほしい」と話す。チームが北海道で活動することで夢や希望を与えるつもりだ。 選手の思いも一緒だった。チームの柱、折茂武彦(37)は昨年までトヨタ自動車の主力として14年間活躍したが、街で声を掛けられることはほとんどなかった。それが、チーム合流後わずか2カ月で、ファンだけでなく一般の人からも声を掛けられる。折茂は「あらためてプロなんだと自覚した」とこれまで感じたことのない意識が芽生えた。 七飯町出身の野口大介(24)は、昨季まで所属した大塚商会が解散し、道が閉ざされかけたとき、親から北海道のトライアウト告知の新聞の切り抜きが送られてきた。野口は「地元にプロができると知って、やろうと思った。子供たちの目標にされるプレーをしたい」と話した。誰もが北海道では、ファンのためプレーすることを誓っている。 コンサドーレ札幌、日本ハムと先輩プロチームは道内ホーム初戦を白星で飾っている。東野監督は「勝利でも貢献度でもそれに続きたい」と力を込めた。日本ハムはリーグ連覇、札幌はJ2で首位を走る。北海道もそれに続く(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月17日水曜日

コープさっぽろ 携帯型精算機を道内初導入へ 得意客向けに2店で3カ月試行

売り場で商品を買い物かごに詰めながら精算できます-。生活協同組合コープさっぽろ(札幌)は今月下旬、新はっさむ店(札幌市手稲区)とルミネ平岡店(同清田区)の二店で、得意客向けに「携帯型精算機(ポケットチェッカー)」を試験導入する。売り場で客自身が商品のバーコードを読み取って支払金額の計算を済ませることで、レジ待ちの時間を大幅短縮する狙い。開発した寺岡精工(東京)によると、導入は道内初めてで国内では四例目。  携帯型精算機は携帯電話をひと回り大きくした寸法で、二店に四十八台ずつ導入。新はっさむ店は二十三日から購買額の多い百五十人の組合員、平岡店は三十日から同じく二百人の組合員に利用してもらう。  精算機は店のサーバーを通じて常に最新の価格が記憶されており、客は買い物をする前に店頭で受け取り、売り場で商品を選びながらバーコードを読み取って支払額の計算を済ます。最後に専用レジの従業員に精算機を手渡すと数秒で支払額が確定、その金額を払って買い物を終える、という仕組みだ。  コープさっぽろの川辺真理子サービス部長は「従来は購買額の多いお得意さまほどレジ通過の時間がかかったが、この精算機導入でそうした不都合がなくなる。また混雑する時間帯でも気にせずに来店してもらえる」と導入の利点を話す。  二店で三カ月間試行し、効果が確認されれば各店への本格導入に踏み切る。(北海道新聞 引用)

2007年10月16日火曜日

日本ハム「HAMの方程式」で完封リレー

<日本ハム7-0ロッテ>◇15日◇札幌ドーム 大量リードしていても、手綱は緩めなかった。日本ハムは8回から武田久投手(29)、9回にはマイケル中村投手(31)を投入する「HAMの方程式」で、完封リレーを完成させた。第2戦までともに出番はなし。7点リードでの登板となったが、ともに心の準備はできていた。武田久は「投げたかったんでね。いつも通りに投げた」。最後を締めたマイケルは「1-0の気持ちだった」と、ともに気持ちを込めて向かっていった。 武田久は14日に29歳の誕生日を迎えた。1日遅れの好投にも「個人的なことなんで」と意に介さず、全力投球に専念した。マイケルは昨季のVメンバーでないグリンとスウィーニーに「雰囲気は違うが、リラックスしてやればいい」などアドバイスを送り、緊張を和らげた。頼れる2人のチームに対する思いが、勝利の一因になっている。 日本シリーズ進出まであと1勝。武田久は「向こうも必死で来るだろうし」と油断こそしなかったが「僕らが守りに入らず攻めていけば」と一気に決めにいく構えでいる。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月15日月曜日

札幌2-1草津(13日) 首位守る ダビ、砂川 2発で振り切る

サッカーJ2第45節第1日は3試合を行い、首位の札幌は、札幌厚別公園競技場で11位の草津と対戦。ダビと砂川のゴールで草津を2-1で振り切って、3試合ぶりの白星を挙げた。札幌は23勝9分け10敗で勝ち点を78とし、首位を死守した。東京Vはフッキの今季32点目のゴールなどで湘南に3-0で快勝、同77で2位をキープした。仙台は3-0で鳥栖を下し、同73で暫定3位。次節の札幌は20日午後2時から、東平尾公園博多の森球技場で福岡と対戦する。  札幌は前半の2得点で主導権を握り、下位草津を退けた。  前半5分、西嶋のクロスをダビが頭で合わせて先制。18分には芳賀のスルーパスを砂川が左足で決めて2点をリードした。後半はチャンスに決定力を欠いたが、堅い守備で草津の反撃の芽を摘み続けた。ただ、終了間際のロスタイムにCKから失点し、零封を逃した。(北海道新聞 引用)

2007年10月10日水曜日

ヒルマン監督が来季ヤ軍監督候補に浮上

日本ハムを今季限りで辞任するトレイ・ヒルマン監督(44)が、ヤンキースの来季監督候補としてリストアップされていることが9日、明らかになった。地元ESPN電子版、USAトゥデーが報じた。この日、地区シリーズで敗退したジョー・トーリ監督(67)が3年契約が切れる今季限りで退団する方向で、後任候補にロッテのボビー・バレンタイン監督(57)らとともに、ヒルマン監督がリストアップされていることが判明した。 キャッシュマンGMはトーリ監督の去就について明言は避けたが、すでにスタインブレナー・オーナーは「地区シリーズを突破しなければ、来季は契約を結ばない」と示唆。退団は決定的で、近日中にも新監督の人選がスタートすることになる。ヒルマン監督は90、96年にヤ軍のマイナー監督を務めるなどパイプがある。今季限りでの退団を表明し、メジャー球団から監督オファーがあれば受ける意向を示しており、名前が浮上した。 2人のほかにはヤ軍OBのマッティングリー・ベンチコーチ、同じくOBで昨年マーリンズを率い、現在は解説者のジラルディ氏らが、米メディアで名前が挙がっている。ヒルマン監督は、すでにキャッシュマンGMともコンタクトしているという現地情報もあり、有力候補の1人だ。就任5年目の今季は前年より戦力ダウンしたチームを率い、パ・リーグ連覇を達成。複数候補とともに監督面談を受けて正式オファーが届けば、メジャー、しかも名門球団での監督就任の夢が実現する可能性が出てきた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月9日火曜日

目覚めるか主砲 セギ「今年も打つよ」

今季のレギュラーシーズンで打撃が低迷したセギノール。「もっとチームに貢献できる」と話す主砲が、クライマックスシリーズで復活を期す思いは強い。大砲が目覚めるかどうかが打線活性化の鍵となる。  セギノールは今季、打率2割4分9厘、21本塁打、68打点。いずれも日本ハムに入った2004年以降で最低の成績に終わった。4月に打率3割台に乗せることもあったが下降線をたどった。淡口打撃コーチは「低めのボール球の見極めができずに手を出すことが多く、なかなか修正できなかった」と分析する。セギノールも「調子が上向かなかった」と振り返った。  不調のため指定席だった4番を一時外された9月、ヒルマン監督との面談で「9番でもいい。チームに貢献することだけを考えている」と話し、志願の特打ちを続けた。  その後は9月11日のロッテ戦で逆転3ラン、27日の西武戦では逆転の2点タイムリーを放つなど大事な場面で活躍し、復調の兆しを見せてレギュラーシーズンを終えた。  この日の紅白戦はダルビッシュ、武田勝を相手に3打数無安打に終わったが、指揮官は「調子はいいと思う」と期待を寄せる。セギノールは「今年も打つよ」と語った。絶好調でチームをけん引した昨季終盤の再現を狙っている。(北海道新聞 引用)

2007年10月7日日曜日

日本ハムがCSに向け本番モードに突入

日本ハムがクライマックスシリーズ(CS)第2ステージに向け、6日から札幌ドームで全体練習が再開した。打撃練習など軽めのメニューで、約2時間汗を流した。稲葉は「2日間休んでリフレッシュできた。リーグ優勝したときから(クライマックス)シリーズに気持ちは行っている」と口元を引き締めた。ヒルマン監督も「明日から守備練習、サインプレーが入ってくる」と、本番モードに突入していた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月6日土曜日

日本ハム稲葉&ダルが初タイトルを獲得

パ・リーグは5日、今季のレギュラーシーズン全日程を終了した。個人成績は打撃部門で日本ハム稲葉篤紀外野手が打率3割3分4厘、176安打を記録、35歳で自身初タイトルとなる首位打者と最多安打に輝いた。21年目の山崎武司内野手(楽天)が43本塁打、108打点で2冠。投手部門では21歳トリオが活躍。3年目のダルビッシュ有投手(日本ハム)が210個で最多奪三振、17勝の涌井秀章投手(西武)が最多勝、4年目成瀬善久投手(ロッテ)が16勝1敗、防御率1・817で勝率1位と最優秀防御率に輝いた。 上位3球団が日本シリーズ出場権を争うCSは8日に開幕。第1S(3試合制)は2位ロッテと3位ソフトバンクが対戦、その勝者が1位日本ハムと13日からの第2S(5試合制)を戦う。 日本ハム・ダルビッシュ(プロ3年目の初タイトルが最多奪三振)「今シーズンを通して順調に過ごせたことと、ファンの大声援の結果だと感謝しています。クライマックスシリーズに向けて自分に与えられた役割を果たせるよう頑張ります」 日本ハム稲葉(打撃3冠部門では初戴冠の首位打者)「優勝できたうえに首位打者のタイトルが取れて大変うれしく思います。(ファンの)稲葉ジャンプが大きな力に、そして今シーズンの成績を残すことへの後押しとなりました。これからもクライマックスシリーズに向かって全力を尽くします」(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月5日金曜日

日本ハム・ヒルマン監督「初戦はダル」

日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)が4日、クライマックスシリーズ第2ステージ初戦(13日、札幌ドーム)の先発に、ダルビッシュ有(21)を起用すると明言した。 楽天とのレギュラーシーズン最終戦が行われた仙台から帰札したこの日、北海道内のテレビ5局とラジオ2局を訪問し、リーグ連覇などを報告。全局出演後、報道陣に1戦目起用を認めた上で「(ダルビッシュ)本人にも伝えている」と明かした。2戦目以降にかんしては明らかにしなかったが、グリン、武田勝、スウィーニーが先発予定だ。 対戦相手について番組出演中に「シーズン中の成績を振り返るとロッテの方がいいので」と希望? した。今季対戦成績は、3位ソフトバンクが9勝14敗1分け、2位ロッテには11勝11敗2分け。数字的な確率からの発言だったが本心は別。「勝者としっかり戦えるように準備するだけ」とほかは気にせず調整していく。(北海道新聞 引用)

2007年10月3日水曜日

日本ハム稲葉「まさか」の月間MVP

日本ハム稲葉篤紀外野手(35)が、9月度月間MVP賞の野手部門に選出された。昨年7月に続き、自身2度目の受賞。リーグトップタイの17打点に加え、優勝争いの中、殊勲安打5本を放ったことが評価された。「自分の成績よりチームが勝つために何をしないといけないかと思ってやってきたんで。まさかとれるとは思いませんでした」と笑顔をみせた。リーグ連覇も決まり、クライマックスシリーズも控えている。「自分らしさを出して、与えられた仕事をきっちりやれたらいいですね」と大舞台へ向けていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月2日火曜日

道営競馬 日高に新公社準備室 馬産地の意見集約へ

【日高】道営ホッカイドウ競馬の赤字解消のため、道が二○○八年度に行う新公社設立に向け、日高軽種馬振興対策推進協議会(会長・谷川弘一郎日高管内浦河町長)は一日、同管内日高町に北海道競馬振興準備室を設置した。  同協議会は馬産地日高の全七町や日高軽種馬農協などでつくる。準備室にはこのうち四町と同農協から職員五人が派遣された。公社の組織や設備整備計画などについて管内の意見をまとめ、新公社に引き継ぐ。日高町には門別競馬場があり、新公社の事務所も設置される予定のため、準備室は同町に置かれた。(北海道新聞 引用)

2007年10月1日月曜日

「支援せず追加制裁を」 拉致家族らが活動方針

拉致被害者家族会のメンバーと支援組織「救う会」幹部らが30日、東京都内で合同会議を開き、「被害者全員が帰還するまで北朝鮮へは一切支援せず、追加制裁せよ」と政府に働き掛けるなど、当面の活動方針を決めた。福田康夫首相に面会を要請し、直接訴えるという。  家族会は、代表の横田滋さん(74)が胆のうの摘出手術後、公の場に初めて姿を見せたほか、副代表の飯塚繁雄さん(69)ら19人が出席した。  会議後の記者会見で横田さんは「拉致は人権や国の主権の問題で、個人で解決できず政府しか頼れない。世論を盛り上げ、政府を動かすよう活動を強化したい」と述べ、政府が日本独自の経済制裁の半年延長方針を固めたことについて「極めて当然なこと」と感想を語った。  飯塚さんは「首相として何ができるのか、解決への具体的な取り組みについてじかに確認したい」と、首相との早期面会の実現を希望した。 (北海道新聞 引用)