2008年1月29日火曜日

レラ80-62三菱(27日) 連敗ストップ

バスケット男子日本リーグは27日、3試合を行い、札幌月寒アルファコートドームで三菱電機と対戦したレラカムイ北海道は、80-62で快勝した。昨年11月23日のオーエスジー戦以来、65日ぶりの勝利で、連敗を11で止めた。レラカムイは通算7勝18敗で最下位のまま。アイシンは日立を71-63、パナソニックはトヨタ自動車を88-77でそれぞれ下した。レラカムイは2月1日から、東京・代々木第二体育館で、最下位脱出を懸けて7位日立(8勝17敗)との2連戦に臨む。  レラカムイが攻守にわたって三菱電機を圧倒し、12試合ぶりに勝利を挙げた。  レラカムイは試合開始から多彩な攻撃と堅守でリズムに乗り、前半を終えて23点のリードを奪った。第3ピリオドに一時は15点差まで詰め寄られたものの、その後は冷静な試合運びで三菱電機の反撃を許さず、逃げ切った。

2008年1月25日金曜日

石屋製菓 「美冬」31日販売再開 白い恋人のブラックチョコ版は延期

石屋製菓(札幌、島田俊平社長)は二十三日、ミルフィーユ風菓子「美冬」やケーキなどの洋生菓子、クッキーの販売を当初予定通り三十一日に再開すると発表した。ただ、看板商品「白い恋人」のブラックチョコレートタイプの製造販売については、品薄状態の続いているホワイトチョコレートタイプの生産を優先するため当面延期する。
 同社は「美冬」の製造を今月下旬にも再開し、六個入り六百三十円と十二個入り千二百六十円の二種類を道内百貨店などで販売する。観光施設「白い恋人パーク」も同日から全面開業し、同施設内で売られているケーキなどの洋生菓子やクッキーの販売も再開する。

2008年1月18日金曜日

強盗の疑いで3回目の逮捕 本社子会社社員

【帯広】帯広署は十七日、強盗と強盗未遂、銃刀法違反の疑いで、帯広市西一五南一三、会社員後藤弘二容疑者(39)=強盗容疑などで逮捕済み=を逮捕した。同容疑者の逮捕は三回目。
 調べでは、後藤容疑者は昨年十二月十四日午後二時四十分ごろ、帯広市西五南三五のスーパー駐車場で、同市の女性(69)を包丁で脅して軽自動車を奪った上、約三キロ離れた同市大通南九の銃砲店に押し入り、何も取らず逃げた疑い。同容疑者は容疑を認め、パチンコなどで消費者金融に数百万円の借金があったなどと供述しているという。
 後藤容疑者は昨年十二月二十七日、同市内の郵便局に押し入り、モデルガンで局員を脅し、現金三万四千円を奪った疑いなどで同署に逮捕されていた。同容疑者は北海道新聞社の子会社である北日本広告社(札幌)の社員。昨年一月に入社し、帯広支社で勤務していた。

2008年1月13日日曜日

「ロボット」サッカー 47チームが熱戦展開 室工大学長杯

室蘭工大学長杯ロボットサッカーコンテストが十二日、同大学生会館で始まった。中高生を中心に地元西胆振のほか、札幌や小樽などの小学生から大学生まで計四十七チームが出場。有線操縦型、無線操縦型、自立移動型の三部門に分かれ、手づくりのユニークなロボットによる熱戦を繰り広げた。
 青少年に理工系分野への興味を持ってもらおうと始まり、十四回目。この日は「有線」「無線」で、フリーで与えられる周囲六十センチほどのボール五個を時間内にいくつゴールできるか競う予選を行った後、二体のロボットが縦三メートル、横二メートルのコートで戦う本戦に移った。
 どのチームも、ロボットの仕組みを工夫。クワガタの角のようなアームでボールをつかんではじき出したり、回転するローラーでボールを体内に取り込み、逆回転で飛ばすなど多彩で、見事にゴールが決まると会場から感嘆の声が上がった。
 機動性や操作性も重要で、本戦では二体のロボットがゴール前で激しくボールを奪い合う姿も。各チームの操縦者は、真剣な表情で巧みにロボットを操っていた。故障でロボットが動かなくなるなどのハプニングもあったが、会場からは各チームに健闘をたたえる拍手が送られていた。
 最終日の十三日は午前十時から各部門の本戦を行い、優勝チームが決まる。入場無料。

2008年1月9日水曜日

検索しやすい都府県HP 道は40位、1位東京都 札幌の業者調査

インターネットの検索エンジンで上位にランクされるために取り入れられている工夫(検索エンジン最適化=SEO)で、北海道庁のホームページ(HP)が47都道府県のうち40位に位置づけられるとする調査結果が、インターネット広告のディーボ(札幌)によりまとめられた。
 同社などの公開する6種類の無料SEOツールを使って、サイトの容量やリンク数など19項目を得点化し、総合評価した。道のサイトは信頼できる多数のサイトとリンクしていた半面、検索されにくい古いタイプの書式で制作されている欠点などがあり、下位に甘んじた。
 都道府県のサイトはグーグルなどの検索エンジンで「青森県」「沖縄県」などの正しいキーワードを入力すればほぼ1位で表示されるため、SEO対策の必要性はそれほど高くはないが、同社は「高橋はるみ知事がブログを公開するなどして、HPの魅力を高めることで存在感のあるサイトになる」と話している。
 ベスト5は東京、大阪、愛知、三重、神奈川で、ワースト5は千葉、鳥取、宮崎、秋田、新潟の順だった。

2008年1月5日土曜日

ジャンプシーズン 札幌に到来 きょう雪印杯 今月9大会

札幌でのノルディックスキー・ジャンプの今季初戦、雪印杯全日本大会が5日、宮の森競技場で開かれる。雪印杯を皮切りに、27日の全日本選手権まで今月中に9大会が宮の森、大倉山の両競技場で相次いで行われる。
 雪印杯の成年には12月に名寄で行った吉田杯を制した渡瀬雄太(雪印)や、東輝(日本空調サービス)吉岡和也(土屋ホーム)らが出場する予定。W杯組は出場しない。
 11日に札幌五輪記念、12日にHTB杯、13日にSTV杯、14日にHBC杯と4連戦があり、19日にはUHB杯、20日にTVH杯、26日に全日本選手権の複合前半飛躍、27日は同選手権のノーマルヒルが行われる。会場は雪印杯と札幌五輪記念、二つの全日本選手権はいずれも宮の森、そのほかは大倉山。
 各大会とも入場料は高校生以上1000円(前売り800円)、シニア(65歳以上)500円、中学生以下無料。前売り券は4プラと大丸の両プレイガイド、チケットぴあ、道内のローソンチケットで販売している。各競技場へは地下鉄東西線円山公園駅からJRバスが増発され、片道大人200円、子供100円。問い合わせは札幌スキー連盟(電)011・221・1661へ。

2008年1月1日火曜日

元労組幹部100人超仲介? 障害手帳疑惑 「報酬は受領せず」

【芦別、赤平】聴覚障害の身障者手帳申請で札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)科医(72)の診断書に虚偽記載の指摘が出ている問題で、一九九四年に閉山した住友赤平炭鉱の下請け会社の元労組幹部(67)が社会保障制度を学ぶために元炭鉱マンを集めてサークルを結成し、この会を中心として芦別、赤平両市の手帳申請者を増やしていった疑いのあることが、三十一日分かった。元労組幹部は、両市を中心に百人を超える申請者を取りまとめたとされ、申請の際の「着手金」や身障者手帳交付などに伴う「成功報酬」のやりとりにもかかわっていた。
 この元労組幹部は芦別市在住で、今回の問題に絡み、札幌の耳鼻咽喉科医への送迎と、手帳申請手続きを代行していた札幌の社会保険労務士(66)との連絡を担当した、取りまとめ役の一人。住友赤平炭鉱の下請け会社に勤め、閉山時に下請けの坑内員たちが結成した労組の幹部だった。
 二○○○年に元炭鉱マンと労災や福祉などの制度について学ぶ「障害者交友会」を発足させ、代表に就任した。最盛期の会員は約四十人で、労組員の労災申請を通して知り合ったこの社労士を招き、勉強会を開催していた。
 元幹部は、サークル結成と相前後し、問題の耳鼻咽喉科医の診断で聴覚障害で最重度の二級の身障者手帳を受けた。
 複数の関係者によると、元幹部はサークル会員を中心にその家族や知人を含めた多数の手帳申請を取りまとめていたという。元会員の男性は「(元幹部は)正常に耳の聴こえる会員に対しても聴覚障害の身障者手帳を取るよう何度も誘い、耳に障害のない多くの会員が身障者手帳を持つなど、この会が申請を広げる場になっていた」と話す。
 道などの調査で、問題の耳鼻咽喉科医師が関係した手帳交付者は○二年度以降、全道で五百九十人に上る。社労士は元幹部からの紹介者数について「芦別、赤平以外の人も含めると○三年以降、約百人いる。それ以前を加えると百数十人になる」と証言する。
 元幹部が取りまとめた申請者数は、空知管内に複数いる取りまとめ役の中でも最大規模になるとみられる。
 元幹部は、身障者手帳や障害年金の申請手続きで申請者が社労士に支払う金銭の集金も担当。複数の関係者は、申請者は元幹部に着手金を一人当たり数万円、成功報酬同数十万円を渡していたとしている。一方、社労士は「着手金や成功報酬は受け取ったが、十万円を超える成功報酬を得たことはない」としている。
 これに対し、元労組幹部は身障者手帳申請の取りまとめ行為を認めた上で「仲介したのは二十七、八人で、百人ということはない」と否定。聴覚の正常な会員に手帳申請を勧めたとされることについては「何年も前のことで覚えていない」、社労士との金銭のやりとりに関しては「着手金や成功報酬などを集めたことはあるが、全額を社労士に渡し、自分は受け取ってない」と話している。