2007年12月28日金曜日

元日営業、4割に拡大 道内主要スーパー 競争激化背景

来年の元日営業を行う道内主要スーパーの店舗数が二百四十七店舗に上り、五年間で三割増加する見通しであることが二十六日、道の調査で分かった。全店舗に占める割合も四割に達した。従業員の福利厚生面に配慮して実施しない企業もあるが、業界の競争が激化する中、商機拡大を狙い正月返上で営業する傾向が強まっているようだ。
 道が主要二十五社六百二十三店舗を調査したところ、来年の元日営業について、前年比10・3%増の二百四十七店舗が「実施する」と回答。全体に占める割合も同4・4ポイント増の39・6%だった。
 二○○四年調査(三十社、六百十二店舗)と比べると、店舗数は五十五店、28・6%の増加。構成比も8・2ポイント伸びた。
 増加を主導しているのがイオングループ。来年はイオン北海道などグループ三社の百三店全店で元日営業を展開する。○四年夏にグループ入りしたジョイ(二十店)は今年まで元日休業を続けていたが、マックスバリュ北海道と来春合併することもあって、歩調を合わせた。五年間のイオングループの店舗増加に比例して元日営業が増えている構図だ。今年、イオンと提携したダイエーも道内全九店で元日営業を行う。
 ほかに道内全店で実施するのは札幌東急ストア(二十九店)、イトーヨーカ堂(十三店)、北海道西友(十店)の三社。
 また、コープさっぽろ(九十四店舗)も「元日も三百六十五日の中の一日ととらえる人が増えている」として、比較的規模の大きな店を中心に、今年より五店舗多い六十一店舗で実施する。
 これに対し、アークス(百六十八店)は、○四年から元日営業を見送ってきた。来年は大型ショッピングセンター内にあるスーパーアークス港町店(函館)のみ元日営業を行うが、「松の内は食品だけを求めるお客は少ない。従業員の福利厚生もある」と従来方針を変えるつもりはない。北雄ラッキー(二十九店)も元日営業否定派で、「市場も休みだし、正月ぐらいは従業員を休ませたい」と言う。

2007年12月24日月曜日

チーム常呂全勝で決勝T進出/カーリング

<カーリング:日本ミックスダブルス選手権>◇3日目◇23日◇北見・常呂町カーリングホール◇予選リーグ
 98年長野五輪5位の敦賀信人(30)と2大会連続五輪出場の小笠原歩(旧姓小野寺、29)が組むチーム常呂が、全勝で決勝トーナメントに進出した。team Tokyoに11-3で大勝、北海道選手権優勝のチーム名寄も7-1で退けた。08年3月開催の世界選手権(フィンランド)出場に1歩近づいた。
 日本のカーリングを引っ張ってきた2人は、やはり強かった。参加18チームで唯一の8連勝。小笠原は「ここまできたらてっぺんを目指したい。2人のスタイルができてきている」と話す。今大会の予選を兼ねた北海道選手権は5位で滑り込み通過。そこからチーム力を高めてきた今大会は手堅い作戦とそれを遂行する正確なショットで圧倒してきた。
 敦賀にとって目標の欧州が見えてきた。常呂高2年で英国の大会に招待されたが、修学旅行を優先した。「カーリングなら、またすぐ行けると思った」。米国やカナダなどは20度以上訪れたが、欧州に行く機会は巡ってこなかった。3月はカキ漁が終わり競技と漁師の両立から解放されるため、渡欧に心配はない。「まず1つ勝ち、きちんと決勝に進みたい」。試合の合間にも漁に出る“仕事人”は残り2試合を勝ち抜くことを誓った

2007年12月19日水曜日

“幌加内のどぶろく”今年も 地場米原料「ごろつき」

【幌加内】町もち米生産組合(清原覚組合長)が、自分たちのもち米を使って長野の酒造会社と共同開発したどぶろく風日本酒「ごろつき」が二十二日、町内のほか、札幌と旭川のスーパーで発売される。三年目の今年は、昨年より製造量を減らし、より安定した品質で人気定着を目指す。  「ごろつき」は、町内産の農薬節減もち米を低温発酵させており、白濁した見た目と、のどごしの良いさわやかな酸味が特徴。二○○五年に橘倉酒造(長野県)と共同開発し、昨年は七二○ミリリットル瓶で八千本を全道で販売し評判を呼んだ。  ただ、仕込む際に外気温が高いと酸味が強くなるなど、品質が安定しないのが悩みの種。そのため今年は、本格的な冬が来て気温が下がるまで仕込みを遅らせ、製造量も千二百本に減らした。今後も三回に分けて千二百本ずつ製造する予定。  出来上がったばかりのごろつきの新酒を試飲した清原組合長は「酸味と辛味がほどよく、すっきりした味わい」と太鼓判を押す。  七百二十ミリリットル入り一本千五十円。町内の酒店、北空知各市町のAコープ、旭川、札幌のスーパーダイイチで取り扱う。問い合わせはきたそらち農協幌加内支所(電)0165・35・2021へ。

2007年12月15日土曜日

日本ハムが年間チケットの販売要項を発表

日本ハムは13日、08年のファイターズパスポート(左翼外野席およびC指定席)の販売要項を発表した。15日販売開始で一般価格は5万円から。球界初の試み、インターネットから座席ブロックの指定が可能となり、好きな位置で観戦できる。問い合わせは北海道日本ハムファイターズ・チケットグループ=電話011・857・3939へ。

2007年12月14日金曜日

ユース横野、トップ昇格

札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は12日、札幌U-18(18歳以下)のFW横野純貴(18)と仮契約を結んだ。札幌の下部組織からのトップチーム昇格は2年ぶり。  横野は北広島市出身で現在は北広島西高3年生。183センチ、72キロの大型FWでU-18日本代表にも選ばれた。体の強さを生かしたポストプレーに優れ、得意のヘディングを武器に積極的にゴールを狙うストライカーだ。  横野は仮契約後に会見し、「トップに昇格するということで責任を感じている。後輩の目標になれるよう努力し、プレーだけでなく人間的にも成長したい」と抱負を語った。  また、HFCは同日、浜松大のDF柴田慎吾(22)と仮契約を結んだと発表した。

2007年12月12日水曜日

ヨサコイ、北京で決めた 日本人学校で札幌のチーム

【北京10日佐々木学】札幌のヨサコイチーム「新琴似天舞龍神」が十日、北京日本人学校(川村康校長、児童生徒・七百七人)を訪れ、今年六月のYOSAKOIソーラン祭りで四連覇を果たした演舞を披露した。  同チームが北京で舞うのは、今年九月の「日中のお祭りin北京」に次いで二回目。今回は、日本旅行(東京)主催の訪日旅行誘致イベントに招かれたのに合わせ、同校の交流会に参加した。  メンバー二十八人は、祭り本番と同じ演舞を披露したほか、小学生向けに考案されたYOSAKOIソーラン踊りを児童たちと一緒に楽しんだ。  中学部一年の大川愛加(まなか)さん(12)は「激しい動きをぴったり息を合わせて踊るのがすごい」。メンバーの一人で、札幌市北区の保育士岡崎敏子さん(41)は「真剣なまなざしで私たちの踊りを見てくれて、いつもより力が入りました」と話していた。

2007年12月11日火曜日

加森観光ベアーズV 道新杯女子IH 7年ぶり2度目

アイスホッケーの道新杯争奪全道女子大会(道アイスホッケー連盟、北海道新聞社主催)最終日は9日、札幌市月寒体育館でA、B両グループの決勝と3位決定戦を行い、Aグループ決勝は加森観光ベアーズ(釧路)が札幌バッカーズを2-0で下し、前身の六花亭ベアーズ時代を含め7年ぶり2度目の優勝を果たした。  加森観光ベアーズは第1ピリオド3分すぎ、獅子内のパスを受けたFW藤井がゴール前で冷静に決め先制。第2ピリオド19分すぎにはDF和田がスラップショットをたたき込み加点した。いずれも相手より人数の多いパワープレーを得点に結びつけた。  初の決勝進出を果たした札幌バッカーズは、43本のシュートを浴びながらもGK藤本那を中心に粘り、終了間際にはGKをベンチに上げて6人攻撃を仕掛けたがゴールを割れなかった。  最優秀選手には、AグループがGK中奥(加森観光ベアーズ)、Bグループは野下(マリアジャスパーズ)が選ばれた。

2007年12月10日月曜日

旭山動物園の名物ペンギンの散歩始まる

旭川市の旭山動物園で8日、冬の名物「ペンギンの散歩」が始まり、目の前をよちよち歩く愛らしい姿に入園者から歓声が上がった。 「ぺんぎん館」を飛び出した11羽のキングペンギンは、降り積もった雪の上を列になって約500メートル行進。新雪の部分を見つけると、腹ばいで泳ぐようなしぐさも見せ、訪れた観光客らを楽しませた。 美瑛町から家族で来た会社員岩淵純一さん(37)は「雪の上を泳ぐような姿を見て3歳の娘も喜んでます」と笑顔を見せた。 散歩は、冬場にプールであまり泳がなくなるキングペンギンの運動不足解消も兼ねている。ペンギンたちが慣れてくれば、1日2回、午前11時と午後2時半に公開される予定。

2007年12月9日日曜日

上杉周大が本職バンドで東京進出

今年に入り、深夜番組で彼の姿をよく見ませんか? 北海道内テレビ各局が制作する深夜番組でローカル男性タレントが人気を集めている。3人組バンドのボーカルで自称ミスター・ダイナマイト・ボイスこと上杉(リトル=ウルフ)周大(25)。テレビ初レギュラーながらメーンに起用された彼に迫った。 STV「ブギウギ専務」(毎週水曜日深夜0時29分~)に出演している上杉は、この11月から東京に活動拠点を移して奮闘中だ。番組では絶妙なトークで笑いを誘っているが、実は3人組バンド「THE TON-UP MOTORS(ザ・トンアップ・モーターズ)」のボーカル。今年4月に同局の音楽番組に出演したことがきっかけで話が舞い込んだ。「バンドで東京に出ることが決まっていたので断ろうと思っていた」と振り返る。スタッフの「お前がどこにいようとおれらはお前でいきたい」という心意気に打たれた。 所属事務所はなし。ライブ出演なども、すべて自分たちで手掛けるアマチュアだ。本職の音楽活動より個人のタレント活動が目立っている状況に戸惑いは隠せない。「ローカルタレントが片手間でやっているバンドと言われるのが嫌。いつか凱旋(がいせん)ライブをやった時に『このバンドかっこいい。そういえばボーカルはブギウギ専務の人だよね』と言われるのが目標」と話す。4日には東京進出後の初のライブを行い、来年1、2月にも3本のライブが決まっている。 ◆上杉(リトル=ウルフ)周大 本名上杉周大(うえすぎ・しゅうた)。1982年(昭和57)2月11日、札幌市生まれ。00年4月に4人組バンド「THE TON-UP MOTORS」を結成。メンバー脱退を経て、ベース長谷川雄一(25)とドラム内田隆之(25)の現在の姿に。これまでシングル1枚、アルバム1枚を発売。

2007年12月8日土曜日

札幌市内で元児童館長が利用料着服

札幌市の出資団体「札幌市青少年女性活動協会」は7日、児童会館の元館長(39)が館内施設の利用料計約7万円を着服していたと発表した。元館長は先月13日に依願退職し、着服金は既に返還しているという。 協会によると、元館長は8月から11月までの間、領収書の金額を勝手に少なく書き換えるなどの手口で、差額分を着服していた。今後刑事告訴も検討する

2007年12月7日金曜日

滝川の介護タクシー詐欺 夫婦から覚せい剤反応 受給金、購入に充当?

【滝川】滝川市の介護タクシー代金をめぐる詐欺事件で逮捕された無職片倉勝彦容疑者(42)と、妻ひとみ容疑者(37)=ともに滝川市黄金町東三=の体内から覚せい剤反応が出ていたことが六日、滝川署などの調べで分かった。同署などは、覚せい剤の購入に片倉容疑者らが同市から受け取った二億三千万円に上るタクシー代金の一部が充てられた可能性が高いとみて、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、両容疑者を近く再逮捕する方針。  調べでは、片倉容疑者らは詐欺容疑で逮捕された直後の十一月下旬に尿検査をしたところ、いずれも陽性反応が出たという。片倉容疑者は以前にも覚せい剤取締法違反で摘発されたことがあり、同署などは同容疑者が常習的に覚せい剤を使用していたとみている。  片倉容疑者らは、札幌の介護タクシー会社役員らと共謀、ひとみ容疑者が滝川市の自宅から札幌の病院まで介護タクシーを利用したと偽り、滝川市に虚偽の申請書類を提出。百五十万円をだまし取った疑いで逮捕された。  夫婦が滝川市に請求した、札幌市の病院まで通うタクシー代は一回二十五万円。このため、市は滝川市内への転院や札幌での入院を勧めたが、夫婦の主治医である札幌の公立病院医師は市に対して「生活環境が変化すると病状悪化の要因になる」との所見を示していた。  ひとみ容疑者らは、実際は札幌市中心部のマンションに居住し、高級外車などを所有しているなどの情報もあったが、滝川市はチェック態勢の甘さから見過ごしていた。(北海道新聞 引用)

2007年12月5日水曜日

大通公園の甘~い香りに誘われて

<連載・流行りもん調書 フリーライター重田サキネ「ミュンヘン・クリスマス市 In Sapporo」> 毎年この時期になると、札幌のマチに甘~い香りが漂い出すの。たどって行くと、そこは大通公園。「ミュンヘン・クリスマス市(いち)in Sapporo」なのよね~。 クリスマス市ってのは、クリスマスや新年を祝うアイテムを売る屋台が並ぶドイツの季節行事。グリューワイン(ホットワイン)やソーセージも売っているから、それらを片手に見て回るのが冬の楽しみってわけ。 札幌ではミュンヘンとの姉妹都市提携30周年を記念して、02年から開催。華やかでウキウキする雰囲気が年々人気を増して、去年は26日間で約45万人も動員したそう。今年はホワイトイルミネーションと同時開催だから、夜にはロマンチックで絶好のデートコースだよ~。 出店は21店。まずあの甘~い香りをたどって行くと、シナモンやココアをまぶしたローストアーモンド(100グラム750円~)のお店に到着。これ、クセになるおいしさよん。 もちろんクリスマス商品の店が多いんだけど、花より団子でグリューワインの飲み比べもオススメ。400~800円で数店が出している中、アタシが気に入っちゃったのは本場の専用ワインで作るツィマーマンさんの店。「3年続けて来てるけど、札幌の人はいい人たちで大好きさ」と語ってくれたよ。隣の美女が注いでくれるから、カタコト英語で会話してみて! ほか、オリジナルクリスマスカード412種など北海道内アーティストの作品を置くショップや、スイーツ王国さっぽろ加盟店の焼き菓子が一堂に並ぶショップも人が絶えない人気ぶり。いや~楽しいもんね。しばし師走の忙しさを忘れるために、ちょいちょいサボリに行っちゃおーっと。 ◆ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo(札幌市中央区大通公園2丁目) 16日(日)まで、平日は正午~午後9時、土、日曜は午前11時~午後9時。http://www.city.sapporo.jp/christmas-market/。土、日曜には会場中央のステージで合唱やライブ、パフォーマンスなど開催。最終日の午後8時30分から、クロージングセレモニー開催。グリューワイン用オリジナルカップを500円で販売。会場内ではすべて、回収し洗って使うリターナブル食器を採用し、エコにも配慮している。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年12月4日火曜日

30年の思い ゆかりの石狩で 横田滋さん夫妻 来月5日に講演

【石狩】北朝鮮による拉致被害者家族会前代表の横田滋さん(75)と妻の早紀江さん(71)の講演会が、来年一月五日午後三時半から石狩市花川北コミュニティーセンター(花川北三の二)で開かれる。石狩は滋さんの父親が生まれ育ったゆかりの土地で、市民の要請を滋さんが快く引き受けた。  講演会は、北朝鮮に拉致された長女めぐみさんの救出を求める夫妻の闘いを描いたドキュメンタリー映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の上映とともに、市民有志でつくる「ブルーリボン実行委員会」が開催する。  今年七月、この映画を見て衝撃を受けた石狩市の自営業、金木達也さん(45)が「横田夫妻の思いを伝えるために講演に来てもらえないか」と家族会に電子メールで依頼した。  家族会からは当初、滋さんの体調不良を理由に石狩来訪は難しいと伝えられた。しかし、滋さんの祖父が四国の高松から現在の石狩市花畔に入植、父の庄八さんも東京の大学に進むまで石狩に住んだ縁があり、滋さん本人から直接、金木さんに「来年一月は日程がとれるので、ぜひ石狩に行きたい」との連絡があったという。滋さん自身も徳島県生まれだが、札幌で暮らしたことがある。  金木さんは「横田夫妻がどんな思いで三十年を過ごしてきたのか。生の声を聞いてほしい」と話す。  入場無料だが整理券が必要。整理券は十二月三日から石狩市役所や同市のコミュニティーセンターで配布する。  問い合わせは金木さん(電)0133・74・5353へ。(北海道新聞 引用)

2007年12月3日月曜日

チーム常呂が全日本選手権へ/カーリング

<カーリング:北海道ミックスダブルス選手権>◇2日◇北見・常呂町カーリングホール 2大会連続五輪出場中の小笠原歩(旧姓小野寺、29)と98年長野五輪出場の敦賀信人(30)が組んだチーム常呂が、全日本選手権(21日~、北見・常呂町カーリングホール)出場を決めた。1日の決勝トーナメント1回戦で敗れ、4チームによる順位決定戦に回っていたが、5位決定戦でチーム花井(帯広)を8-3で下し、上位5チームまでに与えられる残り1枠を勝ち取った。敦賀は「チームでやっていた時は勝って当たり前という気持ちがあったが、新種目のミックスダブルスはやってみないと分からない。僕たちも挑戦者の気持ちだった」と苦しんだ大会を振り返った。