2007年12月28日金曜日

元日営業、4割に拡大 道内主要スーパー 競争激化背景

来年の元日営業を行う道内主要スーパーの店舗数が二百四十七店舗に上り、五年間で三割増加する見通しであることが二十六日、道の調査で分かった。全店舗に占める割合も四割に達した。従業員の福利厚生面に配慮して実施しない企業もあるが、業界の競争が激化する中、商機拡大を狙い正月返上で営業する傾向が強まっているようだ。
 道が主要二十五社六百二十三店舗を調査したところ、来年の元日営業について、前年比10・3%増の二百四十七店舗が「実施する」と回答。全体に占める割合も同4・4ポイント増の39・6%だった。
 二○○四年調査(三十社、六百十二店舗)と比べると、店舗数は五十五店、28・6%の増加。構成比も8・2ポイント伸びた。
 増加を主導しているのがイオングループ。来年はイオン北海道などグループ三社の百三店全店で元日営業を展開する。○四年夏にグループ入りしたジョイ(二十店)は今年まで元日休業を続けていたが、マックスバリュ北海道と来春合併することもあって、歩調を合わせた。五年間のイオングループの店舗増加に比例して元日営業が増えている構図だ。今年、イオンと提携したダイエーも道内全九店で元日営業を行う。
 ほかに道内全店で実施するのは札幌東急ストア(二十九店)、イトーヨーカ堂(十三店)、北海道西友(十店)の三社。
 また、コープさっぽろ(九十四店舗)も「元日も三百六十五日の中の一日ととらえる人が増えている」として、比較的規模の大きな店を中心に、今年より五店舗多い六十一店舗で実施する。
 これに対し、アークス(百六十八店)は、○四年から元日営業を見送ってきた。来年は大型ショッピングセンター内にあるスーパーアークス港町店(函館)のみ元日営業を行うが、「松の内は食品だけを求めるお客は少ない。従業員の福利厚生もある」と従来方針を変えるつもりはない。北雄ラッキー(二十九店)も元日営業否定派で、「市場も休みだし、正月ぐらいは従業員を休ませたい」と言う。

2007年12月24日月曜日

チーム常呂全勝で決勝T進出/カーリング

<カーリング:日本ミックスダブルス選手権>◇3日目◇23日◇北見・常呂町カーリングホール◇予選リーグ
 98年長野五輪5位の敦賀信人(30)と2大会連続五輪出場の小笠原歩(旧姓小野寺、29)が組むチーム常呂が、全勝で決勝トーナメントに進出した。team Tokyoに11-3で大勝、北海道選手権優勝のチーム名寄も7-1で退けた。08年3月開催の世界選手権(フィンランド)出場に1歩近づいた。
 日本のカーリングを引っ張ってきた2人は、やはり強かった。参加18チームで唯一の8連勝。小笠原は「ここまできたらてっぺんを目指したい。2人のスタイルができてきている」と話す。今大会の予選を兼ねた北海道選手権は5位で滑り込み通過。そこからチーム力を高めてきた今大会は手堅い作戦とそれを遂行する正確なショットで圧倒してきた。
 敦賀にとって目標の欧州が見えてきた。常呂高2年で英国の大会に招待されたが、修学旅行を優先した。「カーリングなら、またすぐ行けると思った」。米国やカナダなどは20度以上訪れたが、欧州に行く機会は巡ってこなかった。3月はカキ漁が終わり競技と漁師の両立から解放されるため、渡欧に心配はない。「まず1つ勝ち、きちんと決勝に進みたい」。試合の合間にも漁に出る“仕事人”は残り2試合を勝ち抜くことを誓った

2007年12月19日水曜日

“幌加内のどぶろく”今年も 地場米原料「ごろつき」

【幌加内】町もち米生産組合(清原覚組合長)が、自分たちのもち米を使って長野の酒造会社と共同開発したどぶろく風日本酒「ごろつき」が二十二日、町内のほか、札幌と旭川のスーパーで発売される。三年目の今年は、昨年より製造量を減らし、より安定した品質で人気定着を目指す。  「ごろつき」は、町内産の農薬節減もち米を低温発酵させており、白濁した見た目と、のどごしの良いさわやかな酸味が特徴。二○○五年に橘倉酒造(長野県)と共同開発し、昨年は七二○ミリリットル瓶で八千本を全道で販売し評判を呼んだ。  ただ、仕込む際に外気温が高いと酸味が強くなるなど、品質が安定しないのが悩みの種。そのため今年は、本格的な冬が来て気温が下がるまで仕込みを遅らせ、製造量も千二百本に減らした。今後も三回に分けて千二百本ずつ製造する予定。  出来上がったばかりのごろつきの新酒を試飲した清原組合長は「酸味と辛味がほどよく、すっきりした味わい」と太鼓判を押す。  七百二十ミリリットル入り一本千五十円。町内の酒店、北空知各市町のAコープ、旭川、札幌のスーパーダイイチで取り扱う。問い合わせはきたそらち農協幌加内支所(電)0165・35・2021へ。

2007年12月15日土曜日

日本ハムが年間チケットの販売要項を発表

日本ハムは13日、08年のファイターズパスポート(左翼外野席およびC指定席)の販売要項を発表した。15日販売開始で一般価格は5万円から。球界初の試み、インターネットから座席ブロックの指定が可能となり、好きな位置で観戦できる。問い合わせは北海道日本ハムファイターズ・チケットグループ=電話011・857・3939へ。

2007年12月14日金曜日

ユース横野、トップ昇格

札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は12日、札幌U-18(18歳以下)のFW横野純貴(18)と仮契約を結んだ。札幌の下部組織からのトップチーム昇格は2年ぶり。  横野は北広島市出身で現在は北広島西高3年生。183センチ、72キロの大型FWでU-18日本代表にも選ばれた。体の強さを生かしたポストプレーに優れ、得意のヘディングを武器に積極的にゴールを狙うストライカーだ。  横野は仮契約後に会見し、「トップに昇格するということで責任を感じている。後輩の目標になれるよう努力し、プレーだけでなく人間的にも成長したい」と抱負を語った。  また、HFCは同日、浜松大のDF柴田慎吾(22)と仮契約を結んだと発表した。

2007年12月12日水曜日

ヨサコイ、北京で決めた 日本人学校で札幌のチーム

【北京10日佐々木学】札幌のヨサコイチーム「新琴似天舞龍神」が十日、北京日本人学校(川村康校長、児童生徒・七百七人)を訪れ、今年六月のYOSAKOIソーラン祭りで四連覇を果たした演舞を披露した。  同チームが北京で舞うのは、今年九月の「日中のお祭りin北京」に次いで二回目。今回は、日本旅行(東京)主催の訪日旅行誘致イベントに招かれたのに合わせ、同校の交流会に参加した。  メンバー二十八人は、祭り本番と同じ演舞を披露したほか、小学生向けに考案されたYOSAKOIソーラン踊りを児童たちと一緒に楽しんだ。  中学部一年の大川愛加(まなか)さん(12)は「激しい動きをぴったり息を合わせて踊るのがすごい」。メンバーの一人で、札幌市北区の保育士岡崎敏子さん(41)は「真剣なまなざしで私たちの踊りを見てくれて、いつもより力が入りました」と話していた。

2007年12月11日火曜日

加森観光ベアーズV 道新杯女子IH 7年ぶり2度目

アイスホッケーの道新杯争奪全道女子大会(道アイスホッケー連盟、北海道新聞社主催)最終日は9日、札幌市月寒体育館でA、B両グループの決勝と3位決定戦を行い、Aグループ決勝は加森観光ベアーズ(釧路)が札幌バッカーズを2-0で下し、前身の六花亭ベアーズ時代を含め7年ぶり2度目の優勝を果たした。  加森観光ベアーズは第1ピリオド3分すぎ、獅子内のパスを受けたFW藤井がゴール前で冷静に決め先制。第2ピリオド19分すぎにはDF和田がスラップショットをたたき込み加点した。いずれも相手より人数の多いパワープレーを得点に結びつけた。  初の決勝進出を果たした札幌バッカーズは、43本のシュートを浴びながらもGK藤本那を中心に粘り、終了間際にはGKをベンチに上げて6人攻撃を仕掛けたがゴールを割れなかった。  最優秀選手には、AグループがGK中奥(加森観光ベアーズ)、Bグループは野下(マリアジャスパーズ)が選ばれた。

2007年12月10日月曜日

旭山動物園の名物ペンギンの散歩始まる

旭川市の旭山動物園で8日、冬の名物「ペンギンの散歩」が始まり、目の前をよちよち歩く愛らしい姿に入園者から歓声が上がった。 「ぺんぎん館」を飛び出した11羽のキングペンギンは、降り積もった雪の上を列になって約500メートル行進。新雪の部分を見つけると、腹ばいで泳ぐようなしぐさも見せ、訪れた観光客らを楽しませた。 美瑛町から家族で来た会社員岩淵純一さん(37)は「雪の上を泳ぐような姿を見て3歳の娘も喜んでます」と笑顔を見せた。 散歩は、冬場にプールであまり泳がなくなるキングペンギンの運動不足解消も兼ねている。ペンギンたちが慣れてくれば、1日2回、午前11時と午後2時半に公開される予定。

2007年12月9日日曜日

上杉周大が本職バンドで東京進出

今年に入り、深夜番組で彼の姿をよく見ませんか? 北海道内テレビ各局が制作する深夜番組でローカル男性タレントが人気を集めている。3人組バンドのボーカルで自称ミスター・ダイナマイト・ボイスこと上杉(リトル=ウルフ)周大(25)。テレビ初レギュラーながらメーンに起用された彼に迫った。 STV「ブギウギ専務」(毎週水曜日深夜0時29分~)に出演している上杉は、この11月から東京に活動拠点を移して奮闘中だ。番組では絶妙なトークで笑いを誘っているが、実は3人組バンド「THE TON-UP MOTORS(ザ・トンアップ・モーターズ)」のボーカル。今年4月に同局の音楽番組に出演したことがきっかけで話が舞い込んだ。「バンドで東京に出ることが決まっていたので断ろうと思っていた」と振り返る。スタッフの「お前がどこにいようとおれらはお前でいきたい」という心意気に打たれた。 所属事務所はなし。ライブ出演なども、すべて自分たちで手掛けるアマチュアだ。本職の音楽活動より個人のタレント活動が目立っている状況に戸惑いは隠せない。「ローカルタレントが片手間でやっているバンドと言われるのが嫌。いつか凱旋(がいせん)ライブをやった時に『このバンドかっこいい。そういえばボーカルはブギウギ専務の人だよね』と言われるのが目標」と話す。4日には東京進出後の初のライブを行い、来年1、2月にも3本のライブが決まっている。 ◆上杉(リトル=ウルフ)周大 本名上杉周大(うえすぎ・しゅうた)。1982年(昭和57)2月11日、札幌市生まれ。00年4月に4人組バンド「THE TON-UP MOTORS」を結成。メンバー脱退を経て、ベース長谷川雄一(25)とドラム内田隆之(25)の現在の姿に。これまでシングル1枚、アルバム1枚を発売。

2007年12月8日土曜日

札幌市内で元児童館長が利用料着服

札幌市の出資団体「札幌市青少年女性活動協会」は7日、児童会館の元館長(39)が館内施設の利用料計約7万円を着服していたと発表した。元館長は先月13日に依願退職し、着服金は既に返還しているという。 協会によると、元館長は8月から11月までの間、領収書の金額を勝手に少なく書き換えるなどの手口で、差額分を着服していた。今後刑事告訴も検討する

2007年12月7日金曜日

滝川の介護タクシー詐欺 夫婦から覚せい剤反応 受給金、購入に充当?

【滝川】滝川市の介護タクシー代金をめぐる詐欺事件で逮捕された無職片倉勝彦容疑者(42)と、妻ひとみ容疑者(37)=ともに滝川市黄金町東三=の体内から覚せい剤反応が出ていたことが六日、滝川署などの調べで分かった。同署などは、覚せい剤の購入に片倉容疑者らが同市から受け取った二億三千万円に上るタクシー代金の一部が充てられた可能性が高いとみて、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、両容疑者を近く再逮捕する方針。  調べでは、片倉容疑者らは詐欺容疑で逮捕された直後の十一月下旬に尿検査をしたところ、いずれも陽性反応が出たという。片倉容疑者は以前にも覚せい剤取締法違反で摘発されたことがあり、同署などは同容疑者が常習的に覚せい剤を使用していたとみている。  片倉容疑者らは、札幌の介護タクシー会社役員らと共謀、ひとみ容疑者が滝川市の自宅から札幌の病院まで介護タクシーを利用したと偽り、滝川市に虚偽の申請書類を提出。百五十万円をだまし取った疑いで逮捕された。  夫婦が滝川市に請求した、札幌市の病院まで通うタクシー代は一回二十五万円。このため、市は滝川市内への転院や札幌での入院を勧めたが、夫婦の主治医である札幌の公立病院医師は市に対して「生活環境が変化すると病状悪化の要因になる」との所見を示していた。  ひとみ容疑者らは、実際は札幌市中心部のマンションに居住し、高級外車などを所有しているなどの情報もあったが、滝川市はチェック態勢の甘さから見過ごしていた。(北海道新聞 引用)

2007年12月5日水曜日

大通公園の甘~い香りに誘われて

<連載・流行りもん調書 フリーライター重田サキネ「ミュンヘン・クリスマス市 In Sapporo」> 毎年この時期になると、札幌のマチに甘~い香りが漂い出すの。たどって行くと、そこは大通公園。「ミュンヘン・クリスマス市(いち)in Sapporo」なのよね~。 クリスマス市ってのは、クリスマスや新年を祝うアイテムを売る屋台が並ぶドイツの季節行事。グリューワイン(ホットワイン)やソーセージも売っているから、それらを片手に見て回るのが冬の楽しみってわけ。 札幌ではミュンヘンとの姉妹都市提携30周年を記念して、02年から開催。華やかでウキウキする雰囲気が年々人気を増して、去年は26日間で約45万人も動員したそう。今年はホワイトイルミネーションと同時開催だから、夜にはロマンチックで絶好のデートコースだよ~。 出店は21店。まずあの甘~い香りをたどって行くと、シナモンやココアをまぶしたローストアーモンド(100グラム750円~)のお店に到着。これ、クセになるおいしさよん。 もちろんクリスマス商品の店が多いんだけど、花より団子でグリューワインの飲み比べもオススメ。400~800円で数店が出している中、アタシが気に入っちゃったのは本場の専用ワインで作るツィマーマンさんの店。「3年続けて来てるけど、札幌の人はいい人たちで大好きさ」と語ってくれたよ。隣の美女が注いでくれるから、カタコト英語で会話してみて! ほか、オリジナルクリスマスカード412種など北海道内アーティストの作品を置くショップや、スイーツ王国さっぽろ加盟店の焼き菓子が一堂に並ぶショップも人が絶えない人気ぶり。いや~楽しいもんね。しばし師走の忙しさを忘れるために、ちょいちょいサボリに行っちゃおーっと。 ◆ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo(札幌市中央区大通公園2丁目) 16日(日)まで、平日は正午~午後9時、土、日曜は午前11時~午後9時。http://www.city.sapporo.jp/christmas-market/。土、日曜には会場中央のステージで合唱やライブ、パフォーマンスなど開催。最終日の午後8時30分から、クロージングセレモニー開催。グリューワイン用オリジナルカップを500円で販売。会場内ではすべて、回収し洗って使うリターナブル食器を採用し、エコにも配慮している。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年12月4日火曜日

30年の思い ゆかりの石狩で 横田滋さん夫妻 来月5日に講演

【石狩】北朝鮮による拉致被害者家族会前代表の横田滋さん(75)と妻の早紀江さん(71)の講演会が、来年一月五日午後三時半から石狩市花川北コミュニティーセンター(花川北三の二)で開かれる。石狩は滋さんの父親が生まれ育ったゆかりの土地で、市民の要請を滋さんが快く引き受けた。  講演会は、北朝鮮に拉致された長女めぐみさんの救出を求める夫妻の闘いを描いたドキュメンタリー映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の上映とともに、市民有志でつくる「ブルーリボン実行委員会」が開催する。  今年七月、この映画を見て衝撃を受けた石狩市の自営業、金木達也さん(45)が「横田夫妻の思いを伝えるために講演に来てもらえないか」と家族会に電子メールで依頼した。  家族会からは当初、滋さんの体調不良を理由に石狩来訪は難しいと伝えられた。しかし、滋さんの祖父が四国の高松から現在の石狩市花畔に入植、父の庄八さんも東京の大学に進むまで石狩に住んだ縁があり、滋さん本人から直接、金木さんに「来年一月は日程がとれるので、ぜひ石狩に行きたい」との連絡があったという。滋さん自身も徳島県生まれだが、札幌で暮らしたことがある。  金木さんは「横田夫妻がどんな思いで三十年を過ごしてきたのか。生の声を聞いてほしい」と話す。  入場無料だが整理券が必要。整理券は十二月三日から石狩市役所や同市のコミュニティーセンターで配布する。  問い合わせは金木さん(電)0133・74・5353へ。(北海道新聞 引用)

2007年12月3日月曜日

チーム常呂が全日本選手権へ/カーリング

<カーリング:北海道ミックスダブルス選手権>◇2日◇北見・常呂町カーリングホール 2大会連続五輪出場中の小笠原歩(旧姓小野寺、29)と98年長野五輪出場の敦賀信人(30)が組んだチーム常呂が、全日本選手権(21日~、北見・常呂町カーリングホール)出場を決めた。1日の決勝トーナメント1回戦で敗れ、4チームによる順位決定戦に回っていたが、5位決定戦でチーム花井(帯広)を8-3で下し、上位5チームまでに与えられる残り1枠を勝ち取った。敦賀は「チームでやっていた時は勝って当たり前という気持ちがあったが、新種目のミックスダブルスはやってみないと分からない。僕たちも挑戦者の気持ちだった」と苦しんだ大会を振り返った。

2007年11月29日木曜日

道立病院改革 委託先探し難航も 医師不足、待遇も壁 道が報告

道は二十七日、道立八病院の経営見直しに向け、指定管理者制度導入などを盛り込んだ「病院事業改革プラン」素案を道議会保健福祉委員会に提示した。病院運営を民間に委ね、経営の効率化を図るのが狙いだが、道立病院はへき地医療など不採算部門を担ってきた上、医師不足で医師が十分確保できていない現状から、「引き受け手」探しは難航が予想される。  九月に開設した「コドモックル」(札幌)を除く道立七病院は二○○六年度、それぞれ四億二千万-十一億円の赤字で、合計では五十一億円に達する。採算性の低いへき地が多いことや、収入に占める総人件費の割合(人件費比率)が100%を超えるなど高コスト体質が背景にある。  道は当初、独立行政法人化や民間移譲など、指定管理者制度に比べ独立採算色の強い制度導入も検討した。しかし、「独立採算では行き詰まる可能性がある」(道立病院管理局)と懸念。民間移譲は今後も検討するが、公的資金を注入しながら病院経営に道の関与も維持できる同制度導入を目指すことにした。  総務省によると同制度を導入する公立病院は年々増え、三月末現在で全国で四十施設。道内では名寄市が名寄東病院(百五床)の運営を地元医師会に委託している。  ○五年度に同制度を取り入れた福岡県立精神医療センター太宰府病院では、導入前に人件費比率が100%を超えていたが、制度導入で給与体系を見直すなどし同比率を60%台に圧縮。効率化に一定の成果が出ているケースもある。  ただ、制度を導入しているのは都市部や規模の小さな病院が目立つ。道内の民間病院関係者からは「採算性の低い地域で、一定規模のある道立病院を引き受けるのは大変」との声が出ている。  影を落とすのが医師不足だ。地域のセンター病院の羽幌病院では、四月から十月までの間に四人、江差病院でも三人、紋別病院では一人が病院を離れた。二十七日の委員会では、委員から「公設民営にして、医師不足が解決するのか」と厳しい声も出た。  もうひとつの壁といえるのが職員の処遇問題。同制度導入後は、職員は道職員ではなくなる。同じ病院で働きたい場合は道職員を辞め民間病院に再就職する形になり、待遇が変わることになるため、労働組合などが反発するのは必至だ。  道は当初、夏ごろに素案をまとめる予定だったが、経営形態の見直しには地元の不安や反発が強く、約三カ月も遅れた。道は年度内に正式な改革プランをまとめるが、委託先の民間医療機関の選定など個別病院の改革案については、「道が示す条件次第だが、簡単には進まないのでは」との見方が出ている。

2007年11月20日火曜日

「タダごとじゃない…」/梨ダジャレ

(状況)大学・社会人ドラフト1巡目で多田野を指名 記者「入団交渉の自信は」 梨ダジャレ「拒否されたらタダごとじゃないから」

2007年11月19日月曜日

日本ハム3巡目宮西「縁ある」/ドラフト

日本ハムから3巡目指名された関学大・宮西尚生投手(22=市尼崎)は「ずっと優勝争いしたり日本シリーズで戦っているいいチーム」と印象を語った。大学の同学年のチームメートに梨田監督の息子和利さんがおり「縁があるんだなと思います」と笑った。目標の選手は高校の先輩で同じ左腕の巨人金刃。「まず1軍で投げられるようになりたい」と意欲を示した。

2007年11月10日土曜日

ダルに名誉と勲章!来季開幕&Gグラブ

世界一速い? 開幕投手指名だ。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が8日、梨田新監督から早くも来季の開幕投手に指名された。この日は三井ゴールデングラブ賞の表彰選手が発表され、こちらも初受賞。北京五輪アジア予選(12月1日~、台湾)も控える日本のエースが、名誉と勲章を手に入れた。 時期外れのご指名に、さすがのダルビッシュも喜びを通り越した。梨田新監督からの来季開幕投手指名について「そんなこと言われても…、今は何とも。来年のキャンプでそれを目指してやるだけなんで」。戸惑いが入り交じったが、2年連続の開幕スターターに自覚は十分だった。 8日に沖縄でのファームキャンプ視察から帰阪した梨田新監督が「(ダルビッシュは)最後まで投げぬくという姿勢が感じられる。このままいけば間違いなく開幕投手でしょう」と言及。本来なら、複数の投手で開幕投手の座を争わせることが一般的だが“世界最速”かもしれない異例の開幕指名。プロ3年目にして、すでに別格の位置付けだ。 名誉に加え、さらに勲章が増えた。この日、初のゴールデングラブ賞受賞の知らせが舞い込んだ。鎌ケ谷での自主トレの帰りは「コメントを出した通りです」と言葉少なだったが「守備で最も権威のある賞をいただくことができ、本当にうれしい。まさか自分が受賞できるとは思ってもみなかったです」と広報を通じコメントした。 シーズン中には「フィールディングはうまくない」と課題に挙げており、守備率9割5分3厘はリーグ投手部門12位。それでもマウンドでの印象度は高かった。日本ハムの投手では96年西崎以来3人目(のべ4度目)。高卒3年目以内では05年西岡(ロッテ)以来で、88年田中幸雄と並ぶ球団史上最年少受賞となった。 今季は最多奪三振、沢村賞、クライマックスシリーズMVPなど数々の勲章を手にしてきたが、さらにリーグMVP、ベストナインなど個人5冠、6冠も夢ではない。北京五輪アジア予選の合宿(11日集合日)に向け、自主トレも着実に進む。「この賞を励みに今後も頑張ります」。勲章ラッシュに、ダルビッシュが決意を新たにしていた。

2007年11月9日金曜日

生活保護「母子加算削減は違憲」 道内の9人が来月提訴

十五歳以下の子供を持つひとり親世帯の生活保護受給者に支給される母子加算の減額は、最低限度の生活を保障する憲法に違反するとして、札幌、小樽、函館など道内在住の女性九人が十二月、各居住自治体に減額の取り消しを求める行政訴訟を起こすことが八日、分かった。「生存権裁判を支援する全国連絡会」(東京)によると、同種訴訟の原告は全国で百十三人いるが、道内在住者が提訴するのは初めて。  九人は二〇○六年度に月二万-二万三千円程度だった加算分が、○七年度は月約七千-約九千円の減額になり最低限度の生活もできない状態に追い込まれたと主張。札幌、函館地裁に提訴する。

2007年11月3日土曜日

年賀はがき 全国で一斉発売

二○○八年用の年賀はがきが一日、全国一斉に発売され、道内では各地の郵便局やコンビニなどで約二億五千万枚が売り出された。  札幌中央郵便局(札幌市東区)では、営業開始の午前九時前に百人近くが列をつくり、購入した先着二百人には来年のえとであるねずみの土鈴がプレゼントされた。  百枚購入した同区の昆田洋子さん(61)は「孫たちとはメールのやりとりになり、出す枚数は減ったけど、もらうとうれしい手作りにはこだわりたい」と話していた。  日本郵政グループは、ディズニーキャラクターなどの新作を用意し、前年を上回る販売を目指す。  年賀はがきの受け付けは十二月十五日から。郵便局会社は元日配達のため、同二十五日までに投函(とうかん)するよう呼びかけている。

2007年11月2日金曜日

「配慮欠いた」と反省 亀田戦批判でTBS社長

ボクシング亀田大毅選手の世界戦中継をめぐり、番組内容に視聴者から抗議が殺到したTBSの井上弘社長は1日行われた定例記者会見で「注目を集めたが反則行為などがあって残念な試合になった。亀田一家の存在感を強調するあまり、言動の取り上げ方に配慮の欠けるところがあり、反省したい」と語った。  井上社長は、視聴者からTBSの責任を問う意見や批判が多数あったことを明かし「真摯に受け止め、今後の番組づくりに生かしたい」と発言。一連の番組などで、亀田兄弟を持ち上げ過ぎたのではないかという批判に対して、番組を制作した子会社のTBSテレビの石原俊爾専務は「行きすぎたパフォーマンスなどについては注意喚起をしていたが、結果としてわれわれの努力が足りなかったと反省している」と述べた。  今後の亀田選手の取り上げ方について、石原専務は「亀田兄弟も反省しており、彼らが今後どう変わっていくかを取材していく」と話した。

2007年10月23日火曜日

研究の蓄積100年 北大忍路臨海実験所 小樽で記念シンポ

【小樽】小樽市忍路にある北大忍路臨海実験所の百周年記念シンポジウムが二十日、小樽市内で開かれ、市民や北大OBら約六十人を前に、研究者が同実験所で行われているプランクトンの観測などの意義を説明した。  同実験所は明治四十一年(一九○八年)、北大の前身、東北帝大農科大水産学科の付属施設として、忍路湾に面して建設された。外洋がしけても湾内は静かな立地を生かし、教官や学生らが周囲の水生動植物の採取、実験などを続けている。現在は北大北方生物圏フィールド科学センターに所属する共同研究施設となっている。  北大水産学部卒の西山恒夫・前北海道東海大学長は、同実験所で長年にわたりプランクトン量や水温、塩分濃度などのデータ蓄積が続けられていることを評価。「地球規模の気候変動のほか、石狩湾でのニシン漁獲減少などの生態系変化といった問題を研究するうえで、重要な基礎データとなっている」と強調した。  また、同実験所開設当時の様子や、初代と思われる帆船の北大水産学部練習船「忍路丸」の写真も紹介された。

2007年10月22日月曜日

控えめに、日本ハム梨田新監督が所信表明

日本ハムの次期監督に就任する梨田昌孝氏(54)が「スモール・マウス」で、第1歩を踏み出した。20日、札幌市内のホテルで最終交渉を行い、契約金5000万円の2年契約で年俸1億円で正式契約を結んだ(金額は推定)。晴れの就任会見で「リーグ優勝、日本一はあるがまずクライマックスシリーズ(CS)を最低限の目標にしたい」と、やや弱気の所信表明だった。 パ連覇を達成し、2年連続の日本一を目指すチームを率いる心境を、素直に吐露した。就任会見の定型句のような「優勝したい-」などという威勢のいい言葉は、封印した。「失礼な言い方かもしれませんが、野村監督のところ(楽天)も強くなっていますし、6球団の力が拮抗(きっこう)していますから。最低限はCSに出て戦うことを目指したい」。冷静で客観的で評判だった、3年間の評論家活動の成果か? 選手を立てる采配通り、控えめな人柄がにじみ出た。 現在はヒルマン監督が指揮を執っており、当面は「アドバイザーとして契約した」(藤井球団社長)という立場で、来季へ向けて組閣作業等の体制づくりを球団と意見をすり合わせながら行っていく。「マスコミにはダジャレをよく言う。コラムとかで(ファンの)質問にも答えたい」などとファンサービスでも独自色を出していく。 この日は来年のカレンダー撮影のため、初めてユニホームへ袖を通した。背番号は未定だが「軽くてさわやか。あとは体形を見やすいものにしないと」とダイエット宣言もし、来季の4年ぶり現場復帰への意欲を見せた。「勝負というのはプレッシャーがある。それに打ち勝っていくのがプロフェッショナル。『梨田色』というかアレンジして、もっと強いファイターズを作りたい」。表向きは弱気だったが、常勝球団へ導くキーマンの自覚十分だった。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月21日日曜日

レラカムイがホーム開幕戦で勝利を約束

北海道の救世主になる。レラカムイ北海道が20日、月寒アルファコートドームでチーム創設後初のホーム開幕戦(試合開始午後4時)を迎える。昨季5位の日立と対戦。東野智弥監督(37)は先輩プロ、日本ハムのクライマックスシリーズの盛り上がりに刺激を受け、社会貢献などの地域振興をもう1つの目標に掲げた。北海道に根ざした第3のプロの責任感を胸にホーム初戦に挑む。 ホーム開幕戦を前にチームは緊張感に包まれていた。19日は非公開でフォーメーション、シュート練習などを行った。選手は練習後も笑顔を見せることなく、初戦の会場、月寒アルファコートドームを引き揚げた。東野監督は「ここが本当に第1歩。勝つことで北海道に勢いをつけたい」。14日の三菱電機戦で初勝利を飾ったが、浮ついた気持ちはまったくない。 前夜の18日、クライマックスシリーズ制覇を達成した日本ハムからあらためてプロとしての使命を教えられた。東野監督は「優勝であれだけの人が喜び、盛り上がる。僕らもプロ集団である以上、勝つことはもちろんだが北海道に貢献したい。バスケット文化を根付かせ、スポーツを通じて子供たちに喜び、痛みを感じてほしい」と話す。チームが北海道で活動することで夢や希望を与えるつもりだ。 選手の思いも一緒だった。チームの柱、折茂武彦(37)は昨年までトヨタ自動車の主力として14年間活躍したが、街で声を掛けられることはほとんどなかった。それが、チーム合流後わずか2カ月で、ファンだけでなく一般の人からも声を掛けられる。折茂は「あらためてプロなんだと自覚した」とこれまで感じたことのない意識が芽生えた。 七飯町出身の野口大介(24)は、昨季まで所属した大塚商会が解散し、道が閉ざされかけたとき、親から北海道のトライアウト告知の新聞の切り抜きが送られてきた。野口は「地元にプロができると知って、やろうと思った。子供たちの目標にされるプレーをしたい」と話した。誰もが北海道では、ファンのためプレーすることを誓っている。 コンサドーレ札幌、日本ハムと先輩プロチームは道内ホーム初戦を白星で飾っている。東野監督は「勝利でも貢献度でもそれに続きたい」と力を込めた。日本ハムはリーグ連覇、札幌はJ2で首位を走る。北海道もそれに続く(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月17日水曜日

コープさっぽろ 携帯型精算機を道内初導入へ 得意客向けに2店で3カ月試行

売り場で商品を買い物かごに詰めながら精算できます-。生活協同組合コープさっぽろ(札幌)は今月下旬、新はっさむ店(札幌市手稲区)とルミネ平岡店(同清田区)の二店で、得意客向けに「携帯型精算機(ポケットチェッカー)」を試験導入する。売り場で客自身が商品のバーコードを読み取って支払金額の計算を済ませることで、レジ待ちの時間を大幅短縮する狙い。開発した寺岡精工(東京)によると、導入は道内初めてで国内では四例目。  携帯型精算機は携帯電話をひと回り大きくした寸法で、二店に四十八台ずつ導入。新はっさむ店は二十三日から購買額の多い百五十人の組合員、平岡店は三十日から同じく二百人の組合員に利用してもらう。  精算機は店のサーバーを通じて常に最新の価格が記憶されており、客は買い物をする前に店頭で受け取り、売り場で商品を選びながらバーコードを読み取って支払額の計算を済ます。最後に専用レジの従業員に精算機を手渡すと数秒で支払額が確定、その金額を払って買い物を終える、という仕組みだ。  コープさっぽろの川辺真理子サービス部長は「従来は購買額の多いお得意さまほどレジ通過の時間がかかったが、この精算機導入でそうした不都合がなくなる。また混雑する時間帯でも気にせずに来店してもらえる」と導入の利点を話す。  二店で三カ月間試行し、効果が確認されれば各店への本格導入に踏み切る。(北海道新聞 引用)

2007年10月16日火曜日

日本ハム「HAMの方程式」で完封リレー

<日本ハム7-0ロッテ>◇15日◇札幌ドーム 大量リードしていても、手綱は緩めなかった。日本ハムは8回から武田久投手(29)、9回にはマイケル中村投手(31)を投入する「HAMの方程式」で、完封リレーを完成させた。第2戦までともに出番はなし。7点リードでの登板となったが、ともに心の準備はできていた。武田久は「投げたかったんでね。いつも通りに投げた」。最後を締めたマイケルは「1-0の気持ちだった」と、ともに気持ちを込めて向かっていった。 武田久は14日に29歳の誕生日を迎えた。1日遅れの好投にも「個人的なことなんで」と意に介さず、全力投球に専念した。マイケルは昨季のVメンバーでないグリンとスウィーニーに「雰囲気は違うが、リラックスしてやればいい」などアドバイスを送り、緊張を和らげた。頼れる2人のチームに対する思いが、勝利の一因になっている。 日本シリーズ進出まであと1勝。武田久は「向こうも必死で来るだろうし」と油断こそしなかったが「僕らが守りに入らず攻めていけば」と一気に決めにいく構えでいる。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月15日月曜日

札幌2-1草津(13日) 首位守る ダビ、砂川 2発で振り切る

サッカーJ2第45節第1日は3試合を行い、首位の札幌は、札幌厚別公園競技場で11位の草津と対戦。ダビと砂川のゴールで草津を2-1で振り切って、3試合ぶりの白星を挙げた。札幌は23勝9分け10敗で勝ち点を78とし、首位を死守した。東京Vはフッキの今季32点目のゴールなどで湘南に3-0で快勝、同77で2位をキープした。仙台は3-0で鳥栖を下し、同73で暫定3位。次節の札幌は20日午後2時から、東平尾公園博多の森球技場で福岡と対戦する。  札幌は前半の2得点で主導権を握り、下位草津を退けた。  前半5分、西嶋のクロスをダビが頭で合わせて先制。18分には芳賀のスルーパスを砂川が左足で決めて2点をリードした。後半はチャンスに決定力を欠いたが、堅い守備で草津の反撃の芽を摘み続けた。ただ、終了間際のロスタイムにCKから失点し、零封を逃した。(北海道新聞 引用)

2007年10月10日水曜日

ヒルマン監督が来季ヤ軍監督候補に浮上

日本ハムを今季限りで辞任するトレイ・ヒルマン監督(44)が、ヤンキースの来季監督候補としてリストアップされていることが9日、明らかになった。地元ESPN電子版、USAトゥデーが報じた。この日、地区シリーズで敗退したジョー・トーリ監督(67)が3年契約が切れる今季限りで退団する方向で、後任候補にロッテのボビー・バレンタイン監督(57)らとともに、ヒルマン監督がリストアップされていることが判明した。 キャッシュマンGMはトーリ監督の去就について明言は避けたが、すでにスタインブレナー・オーナーは「地区シリーズを突破しなければ、来季は契約を結ばない」と示唆。退団は決定的で、近日中にも新監督の人選がスタートすることになる。ヒルマン監督は90、96年にヤ軍のマイナー監督を務めるなどパイプがある。今季限りでの退団を表明し、メジャー球団から監督オファーがあれば受ける意向を示しており、名前が浮上した。 2人のほかにはヤ軍OBのマッティングリー・ベンチコーチ、同じくOBで昨年マーリンズを率い、現在は解説者のジラルディ氏らが、米メディアで名前が挙がっている。ヒルマン監督は、すでにキャッシュマンGMともコンタクトしているという現地情報もあり、有力候補の1人だ。就任5年目の今季は前年より戦力ダウンしたチームを率い、パ・リーグ連覇を達成。複数候補とともに監督面談を受けて正式オファーが届けば、メジャー、しかも名門球団での監督就任の夢が実現する可能性が出てきた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月9日火曜日

目覚めるか主砲 セギ「今年も打つよ」

今季のレギュラーシーズンで打撃が低迷したセギノール。「もっとチームに貢献できる」と話す主砲が、クライマックスシリーズで復活を期す思いは強い。大砲が目覚めるかどうかが打線活性化の鍵となる。  セギノールは今季、打率2割4分9厘、21本塁打、68打点。いずれも日本ハムに入った2004年以降で最低の成績に終わった。4月に打率3割台に乗せることもあったが下降線をたどった。淡口打撃コーチは「低めのボール球の見極めができずに手を出すことが多く、なかなか修正できなかった」と分析する。セギノールも「調子が上向かなかった」と振り返った。  不調のため指定席だった4番を一時外された9月、ヒルマン監督との面談で「9番でもいい。チームに貢献することだけを考えている」と話し、志願の特打ちを続けた。  その後は9月11日のロッテ戦で逆転3ラン、27日の西武戦では逆転の2点タイムリーを放つなど大事な場面で活躍し、復調の兆しを見せてレギュラーシーズンを終えた。  この日の紅白戦はダルビッシュ、武田勝を相手に3打数無安打に終わったが、指揮官は「調子はいいと思う」と期待を寄せる。セギノールは「今年も打つよ」と語った。絶好調でチームをけん引した昨季終盤の再現を狙っている。(北海道新聞 引用)

2007年10月7日日曜日

日本ハムがCSに向け本番モードに突入

日本ハムがクライマックスシリーズ(CS)第2ステージに向け、6日から札幌ドームで全体練習が再開した。打撃練習など軽めのメニューで、約2時間汗を流した。稲葉は「2日間休んでリフレッシュできた。リーグ優勝したときから(クライマックス)シリーズに気持ちは行っている」と口元を引き締めた。ヒルマン監督も「明日から守備練習、サインプレーが入ってくる」と、本番モードに突入していた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月6日土曜日

日本ハム稲葉&ダルが初タイトルを獲得

パ・リーグは5日、今季のレギュラーシーズン全日程を終了した。個人成績は打撃部門で日本ハム稲葉篤紀外野手が打率3割3分4厘、176安打を記録、35歳で自身初タイトルとなる首位打者と最多安打に輝いた。21年目の山崎武司内野手(楽天)が43本塁打、108打点で2冠。投手部門では21歳トリオが活躍。3年目のダルビッシュ有投手(日本ハム)が210個で最多奪三振、17勝の涌井秀章投手(西武)が最多勝、4年目成瀬善久投手(ロッテ)が16勝1敗、防御率1・817で勝率1位と最優秀防御率に輝いた。 上位3球団が日本シリーズ出場権を争うCSは8日に開幕。第1S(3試合制)は2位ロッテと3位ソフトバンクが対戦、その勝者が1位日本ハムと13日からの第2S(5試合制)を戦う。 日本ハム・ダルビッシュ(プロ3年目の初タイトルが最多奪三振)「今シーズンを通して順調に過ごせたことと、ファンの大声援の結果だと感謝しています。クライマックスシリーズに向けて自分に与えられた役割を果たせるよう頑張ります」 日本ハム稲葉(打撃3冠部門では初戴冠の首位打者)「優勝できたうえに首位打者のタイトルが取れて大変うれしく思います。(ファンの)稲葉ジャンプが大きな力に、そして今シーズンの成績を残すことへの後押しとなりました。これからもクライマックスシリーズに向かって全力を尽くします」(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月5日金曜日

日本ハム・ヒルマン監督「初戦はダル」

日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)が4日、クライマックスシリーズ第2ステージ初戦(13日、札幌ドーム)の先発に、ダルビッシュ有(21)を起用すると明言した。 楽天とのレギュラーシーズン最終戦が行われた仙台から帰札したこの日、北海道内のテレビ5局とラジオ2局を訪問し、リーグ連覇などを報告。全局出演後、報道陣に1戦目起用を認めた上で「(ダルビッシュ)本人にも伝えている」と明かした。2戦目以降にかんしては明らかにしなかったが、グリン、武田勝、スウィーニーが先発予定だ。 対戦相手について番組出演中に「シーズン中の成績を振り返るとロッテの方がいいので」と希望? した。今季対戦成績は、3位ソフトバンクが9勝14敗1分け、2位ロッテには11勝11敗2分け。数字的な確率からの発言だったが本心は別。「勝者としっかり戦えるように準備するだけ」とほかは気にせず調整していく。(北海道新聞 引用)

2007年10月3日水曜日

日本ハム稲葉「まさか」の月間MVP

日本ハム稲葉篤紀外野手(35)が、9月度月間MVP賞の野手部門に選出された。昨年7月に続き、自身2度目の受賞。リーグトップタイの17打点に加え、優勝争いの中、殊勲安打5本を放ったことが評価された。「自分の成績よりチームが勝つために何をしないといけないかと思ってやってきたんで。まさかとれるとは思いませんでした」と笑顔をみせた。リーグ連覇も決まり、クライマックスシリーズも控えている。「自分らしさを出して、与えられた仕事をきっちりやれたらいいですね」と大舞台へ向けていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年10月2日火曜日

道営競馬 日高に新公社準備室 馬産地の意見集約へ

【日高】道営ホッカイドウ競馬の赤字解消のため、道が二○○八年度に行う新公社設立に向け、日高軽種馬振興対策推進協議会(会長・谷川弘一郎日高管内浦河町長)は一日、同管内日高町に北海道競馬振興準備室を設置した。  同協議会は馬産地日高の全七町や日高軽種馬農協などでつくる。準備室にはこのうち四町と同農協から職員五人が派遣された。公社の組織や設備整備計画などについて管内の意見をまとめ、新公社に引き継ぐ。日高町には門別競馬場があり、新公社の事務所も設置される予定のため、準備室は同町に置かれた。(北海道新聞 引用)

2007年10月1日月曜日

「支援せず追加制裁を」 拉致家族らが活動方針

拉致被害者家族会のメンバーと支援組織「救う会」幹部らが30日、東京都内で合同会議を開き、「被害者全員が帰還するまで北朝鮮へは一切支援せず、追加制裁せよ」と政府に働き掛けるなど、当面の活動方針を決めた。福田康夫首相に面会を要請し、直接訴えるという。  家族会は、代表の横田滋さん(74)が胆のうの摘出手術後、公の場に初めて姿を見せたほか、副代表の飯塚繁雄さん(69)ら19人が出席した。  会議後の記者会見で横田さんは「拉致は人権や国の主権の問題で、個人で解決できず政府しか頼れない。世論を盛り上げ、政府を動かすよう活動を強化したい」と述べ、政府が日本独自の経済制裁の半年延長方針を固めたことについて「極めて当然なこと」と感想を語った。  飯塚さんは「首相として何ができるのか、解決への具体的な取り組みについてじかに確認したい」と、首相との早期面会の実現を希望した。 (北海道新聞 引用)

2007年9月30日日曜日

日本ハムがパ連覇!道産子も燃えた!

日本ハムの連覇に道産子も酔いしれた。札幌市東区の商業施設アリオ札幌で行われたパブリックビューイング(PV)では、日本ハムファンを中心に約500人がテレビ画面にくぎ付けになり、大声援を送った。チームが得点を重ねるごとに、体いっぱいで喜ぶ姿が見られた。 今季20回以上、札幌ドームで応援したという和田光裕さん(28=会社員)は「新庄や小笠原が抜けて、まさかここまでくるとは思いませんでした」と満面の笑み。田中幸のレプリカユニホーム姿の杉森勉さん(29=会社員)は「攻撃はポイントどころで打ち、投手は要所要所で締めてくれた。(優勝決定の)試合は本当は札幌ドームでやってほしかった。幸雄さんを日本シリーズで見たいです」と本拠地での試合を心待ちにしていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月29日土曜日

日本ハムのニューフェースが必死のリレー

<西武7-11日本ハム>◇28日◇グッドウィル 今季の新顔たちが必死のリレーでつないだ。先発のルーキー山本一徳投手(24)が2回途中で降板したが、オリックスから移籍してきた萩原淳投手(34)、今季1軍初昇格の4年目金森敬之投手(22)が、勝利の方程式までつなげた。先発ローテーションの谷間を一体で埋める、これも今季を象徴するハムの戦いぶりだった。 6月下旬にオリックスから移籍の萩原は、2回2死一、二塁から登場。野選で満塁になった後、カブレラに被弾した。それでも味方が大逆転し、移籍後初勝利が舞い込んだ。ただカブレラには2打席連弾を浴び「2打席で打たれたのは初めて。あそこは抑えてみんなと握手したかった」と悔しがったが、流れは引き寄せた。 22日に再昇格も、そこまで2軍暮らしが続いた。「来年(選手を)やれるか分からない。だから今を一生懸命やるだけ」。突然のトレード通告を受けたプロ16年目の右腕が、プライドを捨て、鎌ケ谷の炎天下で若手と走り込んだ。「こんなに真剣に走り込んだことなかったから」。真っ黒の顔が必死さを物語っていた。 2軍で下地をつくったのは金森も同じ。今季、4年目でようやく1軍に初昇格した。プロ初登板初勝利など4勝をマーク。10日の再昇格後、日増しに信頼度をアップさせ、同点の場面で起用されるなど大事な役割を担っている。「自分の出番よりチームが勝てればいい」。3年間、悔しい思いをした分、大きな充実感がある。 現在2軍調整中の2年目木下が、5月19日にプロ初完封初勝利。高卒新人の吉川も4勝した。この日もニューフェースたちが貢献し、連覇に近づいた。「去年テレビで見てていいなあと思っていた」と金森。萩原は「かけなくて全部飲んじゃうよ」と笑った。2人が心待ちにするビールかけは目前だ。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月28日金曜日

38歳長男を逮捕 滝川女性殺害 岩見沢で身柄確保

【滝川】滝川市朝日町西の住宅で二十七日朝、介護職員下山洋子さん(59)が他殺体で見つかった事件で、道警は同日午後、事件後に行方が分からなくなっていた同居の長男(38)を岩見沢市内の公園で発見し、殺人の疑いで逮捕した。調べに対し、長男は犯行をほのめかす供述をする一方で、「自分は神だ」などと意味不明のことを話しているという。  調べでは、長男は二十六日夜から二十七日未明にかけて、滝川市の自宅で下山さんの頭部を鉄の棒で複数回殴って殺害した疑い。下山さん宅に外部から侵入した跡がなく、長男の自転車がなくなっていたことなどから、滝川署は長男が事件後、自転車で逃亡したとみて、氏名と写真を公開して行方を捜していた。  同署によると、二十七日午後三時ごろ、岩見沢市九の東二のみなみ公園内で「奇声を上げて飛び跳ねている不審な男がいる」と岩見沢署に通報があり、署員が男に職務質問したところ、長男と分かり、身柄を確保した。  下山さんの死因は、同日の北大での司法解剖で脳挫傷と分かった。  長男には持病があり、自宅で暴れることもあった。下山さんの知人によると、事件前の二十五日夜には、下山さんが「息子が毎日自室で、ダンベルで音を立てるので、近所に迷惑がかかって困る。注意すると殺されるかもしれないので、注意もできない」と疲れ切った表情で話していたという。(北海道新聞 引用)

2007年9月26日水曜日

ダルvsマー君に駒苫3年生が来るぞ!

楽天・田中将大投手(18)が26日札幌ドームで日本ハム・ダルビッシュと対戦する。札幌ドームでの登板を熱望していたが、27試合目の先発でようやく実現。25日、フルキャスト宮城のブルペンで31球を投げ終えると「うれしいです。(駒大苫小牧の)3年生が見に来てくれるみたいです」と“凱旋(がいせん)登板”に笑顔。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月24日月曜日

JR北海道が5年ぶり道代表/社会人野球

<社会人野球日本選手権北海道予選:JR北海道4-1室蘭シャークス>◇23日◇札幌円山◇決勝 JR北海道が室蘭シャークスを4-1で破り、5年ぶり2度目の代表切符を手にした。 投手戦となったが先取点はJR。6回表に2四球と2二塁打で3点を奪った。エース神田幸輝(35)から清野隼斗(27)への継投でシャークスの反撃を断ち、逃げ切った。 JR北海道は先の都市対抗で4強入りを果たしたが、日本選手権では未勝利。高岡茂夫監督(57)は「まずは初戦突破を目指していくが、今度は単独チームでの戦いなのでうちにも(優勝の)チャンスはある」と全国での抱負を語った。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月23日日曜日

最北のリンゴ、浜頓別に実る 上川農試天北支場 6年がかり、十数個赤く

【浜頓別】道立上川農試天北支場(扇勉支場長)で、六年前から試験栽培されているリンゴが実った。同支場によると、道内のリンゴ栽培の北限は留萌管内初山別村。最北の小さな出来秋に、職員は「努力が実った」と喜んでいる。  同支場では二○○二年春、わせ品種の「きたかみ」と「つがる」の苗木三本ずつをほ場に植樹。技術普及部研究職員の吉田昌幸さん(42)と岡元英樹さん(33)が中心となり、雪や病害に注意を払い大切に育ててきた。  苗木のうち「つがる」一本は折れてしまったものの、ほかの五本は高さ二メートルほどに順調に成長。今年六月に薄桃色の花を咲かせたのに続き、今月中旬に直径七、八センチのリンゴが十数個実った。  酪農地帯にある同支場の研究は牧草が中心。でも「実のなる作物にあこがれて、栽培を続けてきました」と吉田さんらは話す。  リンゴは酸味が強く小さいため、商業ベースには乗らないものの、二人は「寒冷な宗谷管内は病害虫が少なく、リンゴは比較的手軽に栽培できる作物。酪農家の方にも取り組んでもらえたら」と期待している。(北海道新聞 引用)

2007年9月22日土曜日

日本ハムM8!高橋“満弾&ラッキー打”

<日本ハム13-5オリックス>◇21日◇札幌ドーム ハムの連覇が見えてきた! 日本ハムが13-5でオリックスに大勝。2位ソフトバンクが西武に敗れたため、優勝マジック8が点灯した。5番高橋信二(29)が3点ビハインドの4回、一時逆転となる満塁弾を放つ。さらに5-5で迎えた8回無死一、三塁には、平凡な三塁ゴロが相手失策を生むという“ラッキー打”で、決勝点もたたき出した。この回、2年ぶりの1イニング8得点を奪った勢いも味方に、Vロードを突き進んでいく。 奇跡は2度、起きた。同点の8回無死一、三塁。高橋の凡打が、信じられないミスを誘った。バットの先に引っ掛けた三ゴロ。三塁走者の稲葉が飛び出し、チャンスはついえた…かに思われたが、ドラマが起きる。元チームメートの木元が何と本塁へワンバウンドの悪送球。まさかの“ミラクル凡打”で決勝点をたたき出した。「あれはイカンですよ。打っちゃいけないところに打った」。今季1イニング最多の一挙8点。終わってみればマジック8をともす、奇跡的な大勝だ。 正真正銘のヒーローだった。3点を追う4回無死満塁。岸田の真ん中直球を左翼席へ弾丸ライナーで突き刺した。第9号は自身4本目、今季初のグランドスラム。一時は同点にされたが、会心の一発でつくった流れを、捕手としても4投手を苦心のリードで最後まで壊すことなく、白星へと到達させた。「奇跡みたいなもんでしょ」。05年には開幕から4試合で2本の満塁弾の最速記録を作った満塁男が、ミラクルな「アーチ&凡打」の競演で、3連勝へと導いた。 球団史を象徴する反骨の男は、1つの出会いから花開いた。「監督がいなかったら、ずっとあのままだったかもしれない」。96年ドラフト7位で入団。巨人小笠原と同期、同じ捕手としてプロ入りした。将来性を買われてだったが、すぐに2軍首脳陣の大半から見限られた。当時は身長182センチながら、現在より17キロも少ない70キロの細身。外見で判断された。「プロ野球選手じゃなかった。ゴミみたいな扱い。見返そうと思ってやってきた」。1年目から2軍ではボールボーイなど雑用が主な仕事。チーム練習からただ1人外れ、フレッシュ球宴へフリー打撃用捕手をするためだけに帯同させられる屈辱も味わった。 転機はヒルマン監督が就任した03年。プロ7年目だった。課題の守備には目をつぶり、パワーあふれる打撃を見初め、起用された。6年間でわずか1軍25試合出場も、その年105試合に起用。翌04年はチーム日本人トップ26本塁打を放ちブレークした。「それまで1軍の監督にあいさつをしても、無視されたりした」。球団内でも無名に近い捕手にチャンスを与えたのが、今季限りでチームを去る指揮官だった。 逆転ドラマのチャンスを与えてもらい、花開いた野球人生。この日はバットでそっくりそのまま、逆転ドラマをヒルマン監督へプレゼントした。05年は2度の左ひざの故障で定位置を失いかけたが今季、完全復活。最短で本拠地最終戦の26日楽天戦で達成するパ連覇への道を、切り開いた。岡山・津山市出身。B’Zの稲葉浩志の自宅と約100メートルの近所で生まれ育ち、中学校時代にはギターなどの楽器に没頭したこともある。プロでも遠回り、寄り道もしたが、野球にはいちずだった苦労人。熱いハートで奏でた快音に乗り、日本ハムが最高のステージへと向かっていく(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月21日金曜日

函館どつく再建達成 海運需要の好調後押し

【函館】経営再建中の函館どつく(函館)が二十七日付で再建スポンサーの名村造船所(大阪市)の子会社になり、再建計画を終了することになった。半年前倒しで再建を達成した背景には、世界的な海運需要に後押しされ、函館どつくの受注が好調なことがある。同社は今後、名村造船所グループとして、主力の新造船部門での経営効率を高める。  二○○二-○四年度には年間五隻だった函館どつくの新造船は、○五、○六年度に同六隻、○七年度には七隻まで増えた。すでに一一年度までの受注はいっぱいで、一二年度についても引き合いが来ている状態だ。  受注したのは同社が○三年に開発した貨物船で、荷物を載せても水面下の喫水部分が九・六二メートルと従来の船より約一メートル浅いのが特徴。港湾整備が遅れた水深の浅い港にも出入り可能なことが評価され、欧米やアジア各国からの好調な受注につながった。  名村造船所は○一年三月から函館どつくを支援し、資材の共同調達などを行ってきたが、市場環境の好転から、同社の金融債務三十四億円を引き受ける形で子会社化を決断。「グループ企業として営業基盤の拡充と造船分野で相乗効果を図る」狙いだ。さらに名村は函館どつくが本年度中にも実施する第三者割当増資十五億円の全額を引き受ける。函館どつくはこの資金を設備の更新などに振り向ける。  一九七○年代からの造船不況により一時は約九十億円の債務超過に陥った函館どつくだが、ようやく再生を果たし、名門企業の社名と、従業員五百六十八人の雇用は維持されることになった。(北海道新聞 引用)

2007年9月19日水曜日

3万人規模のマラソンを道内で 高橋知事が「私の夢」

三万人規模のマラソン大会を北海道で開きたい-。高橋はるみ知事は十八日の記者会見で「ハワイのホノルルマラソンのように、無制限の時間で参加者みんなが完走できるイベントをぜひやりたい」と、国内外の大勢の市民ランナーを招いた大規模マラソン大会の実現に意欲を示した。  まず、快気炎を上げたのは道議会の本会議場。公明党の稲津久氏(空知管内)が代表質問で「人気の高い北海道マラソンなどを、数万人が参加する世界規模の大会にできないか」とただしたのに対し、「マラソン大会は北海道のすばらしさを世界にアピールする絶好の機会。経済波及効果も期待できる」と強調。「より多くの市民ランナーや観光客が来る大会の開催を、具体的に検討したい」と続けた。  議会終了後の会見で報道陣から発言の真意を聞かれ、先の知事選でも時間制限を撤廃したマラソン大会の開催を公約に掲げていた事実を披露。「私の夢といえば怒られるかもしれないが、以前から開催したいと思っていた」  今後は、今年二月に初めて開催され、約三万人が参加した東京マラソンを参考に検討を進めるというが、マラソン大会は制限時間を延ばすとその分、交通規制の時間が長引くなど、市民生活に影響が出る恐れもある。  大会時に交通整理を担当する道警の負担が大きくなることなども念頭に、「一つ一つの課題をクリアしながら、開催について考えていきたい」と発言を締めくくった。  マラソン大会は、ゴールまでの制限時間が長いほど参加者が増え、応援者も含めて多数の観光客が見込まれる。  東京マラソンは制限時間が七時間で、国内最多の約三万人が参加した。  道内の大会では、毎年夏に札幌市で開かれる北海道マラソン(制限時間四時間)が、最も多くのフルマラソン参加者を集め、今年は約四千五百人が出場した。(北海道新聞 引用)

2007年9月18日火曜日

小樽の松浜さん、女性初の優勝 全道教習指導員競技大会 精度高いハンドルさばき

【小樽】自動車学校の教官が運転技術を競う「第九回全道教習指導員競技大会」(北海道指定自動車教習所協会主催)で、小樽自動車学校(佐々木賢二校長)の松浜尚子さん(31)が優勝した。女性指導員の全道優勝は初めて。  八日、札幌で行われた全道大会には、協会加盟八十校の代表による各支部予選を勝ち抜いた十八人が出場した。  競技は障害物を縫って前進・後退する「スラローム」や、狭い袋小路で縦列駐車と方向転換を行う「たこつぼ」など四種目。障害物に接触すると二十点減点され、指定の走行時間との誤差一秒につき一点ずつ減点されるなど、精度の高いハンドルさばきが求められる。  女性の本選出場者は松浜さんだけ。指導員歴十一年、同大会へは初挑戦だったが、一カ月間、優勝経験のある先輩教官の特訓を受けたかいあって、精鋭たちが小差で並ぶ中、四百点満点中、三百八十一点で優勝した。  「心がけたのは、あわてず、リズム良く運転すること。普段、生徒に言っていることですが、競技となると、力んでしまうので」と松浜さん。  高校時代は「運転するより助手席に座りたかった」が、親の勧めで免許を取って運転の楽しさに目覚め、この道に進んだ。「一人一人、性格の違う生徒の指導は大変だけど、やりがいがある。優勝を糧にこれからも頑張ります」と話していた。 (北海道新聞 引用)

2007年9月17日月曜日

80歳以上が700万人突破 高齢者人口は21・5% 総務省統計調査

「敬老の日」に合わせて総務省が16日に発表した統計調査結果によると、今月15日現在の65歳以上の高齢者人口は、昨年より87万人増えて2744万人となり、総人口に占める割合は0・7ポイント上がって21・5%に達した。80歳以上の人口は初めて700万人を突破。  高齢者人口は、2005年国勢調査を基に推計。男女別では、男性は1169万人で男性人口全体の18・8%、女性は1575万人で24・1%を占めた。  年齢別の分類では、80歳以上は昨年より39万人増え、全体の5・6%の713万人。このうち女性は478万人で、男性のほぼ2倍となった。  高齢者の就業も年々増え続け、06年は510万人に達した。産業別では農林業の115万人が最も多く、高齢就業者の22・5%を占めた。  暮らしぶりをみると、05年10月から1年間に観光旅行をした人は国内が1068万人、海外が153万人。高齢者の半数近くが国内外の旅行を楽しんでいた。(北海道新聞 引用)

2007年9月15日土曜日

日本ハム萩原が4月入籍&12月上旬挙式

日本ハム萩原淳投手(34)が4月に結婚していたことが14日、分かった。お相手は兵庫・南あわじ市在住の山本久美子さん(61)の長女裕美子さん(28=ネイリスト)。約3年間の交際を実らせ、裕美子さんの誕生日で、オリックス在籍中の4月25日に婚姻届を提出した。 知人の紹介で知り合い、裕美子さんの人柄にひかれた。「やさしくて和らげる人。野球選手というのは関係ないみたいで、打たれたときでも、家に戻ったときは忘れさせてくれる」。裕美子さんが現在も神戸市内で働いているため単身赴任中だが、精神的な支えになっている。 プロ16年目の右腕で、6月下旬にオリックスとの2対2の交換トレードで新天地にやってきた。移籍後は2試合に登板し、不本意な結果で現在は2軍調整中。それでも、オリックス時代は一時は抑えを務めるなど経験もあり、パワーピッチングが持ち味だ。 12月上旬に神戸市内で挙式を予定し「子どもも早くほしい」と話す。気持ちよくオフを迎えるためにも、ファームで若手と一緒に走り込みなど下半身強化に必死だ。「守るべきものがあるし、少しでもチームに貢献できるように、とにかく頑張って投げるだけ」と、早期の1軍再昇格を目指している。(北海道新聞 引用)

2007年9月14日金曜日

西谷第2ステージ制す 第1はベルネル圧勝 ツール・ド・北海道第1日

自転車ロードレースのツール・ド・北海道国際大会(ツール・ド・北海道協会、日本自転車競技連盟主催、北海道新聞社特別協力)は13日開幕し、小樽市と後志管内岩内町を結ぶ第1ステージ(105キロ)と、同町運動公園内の特設コースによる個人タイムトライアル(1・3キロ)の第2ステージを行った。  第1ステージはヘンリ・ベルネル(ドイツ)がゴールスプリントを制して圧勝。第2ステージは個人総合2連覇を狙う西谷泰治(愛三工業)が区間優勝を決め、個人総合でも4位と好位置に付けた。  個人総合1位はベルネル、2位は朴星伯(韓国)。10日のアジア選手権ロード(タイ)を制した宮沢崇史(NIPPO梅丹)は5位、全日本ロード王者の新城幸也(NIPPO梅丹)は6位につけた。  14日は同管内共和町から桧山管内今金町まで、今大会最長の174キロを走る。(北海道新聞 引用)

2007年9月13日木曜日

通販トウキビのタレ、賞味期限の刻印ミス 札幌観光協会

札幌観光協会が、通信販売している生トウキビに賞味期限を誤って記したタレを同封し、発送していたことが十二日、分かった。同協会は製造業者の刻印ミスと説明し、「チェックが甘かった」と謝罪している。  同協会によると、刻印ミスがあったのは、宗谷管内利尻富士町の業者から納入したしょうゆ味のタレ。通常は三カ月の賞味期限を設定しているが、八月八日に納入された百九十二袋に刻印された賞味期限は九月一日で、約二カ月短かった。  同協会が直営する「大通とうきびセンター」はミスに気付かず、タレ一袋をそれぞれ同封したトウキビ四箱(一箱は十本入り。二千六百二十五円)を東京と京都に発送。十一日にトウキビを受け取った東京の男性から「賞味期限が切れている」との指摘があった。  男性は「とうきびセンターに、トウキビはまだ食べられるとあっさり言われたが、気持ちが悪い。(石屋製菓問題などで)道産食品の信頼が問われている時期なのに」と話す。  同協会は八月から、大通公園のトウキビワゴンの味を楽しんでもらおうと、通信販売を始め、これまでに約二百二十箱を発送している。(北海道新聞 引用)

2007年9月12日水曜日

ロ3-4日(11日) セギ、土壇場逆転弾 ロッテに連勝

日本ハムは九回にセギノールが逆転3ランを放ち上位対決を連勝。3位ロッテに4ゲーム差をつけた。  八回までロッテ・小林宏に3安打に抑えられていたが2点を追う九回に無死一、二塁としてマウンドから降ろすと、代わった小林雅から小谷野の犠打の後にセギノールが左越えに約1カ月ぶりの21号3ラン。先発の武田勝は七回途中3失点だったが、押本、マイケル中村が無失点でリレー。押本は2勝目でマイケルが31セーブ目。ロッテは3連敗。 ◇千葉《20》 14,216人 9勝9敗2分 日本ハム 000000013-4 ロッテ 100100100-3 勝 押本32試合2勝1敗 S マイケル中村49試合1勝1敗31S 敗 小林雅45試合2勝6敗25S 本 里崎11号《1》=武田勝 セギノール21号《3》=小林雅(北海道新聞 引用)

2007年9月11日火曜日

道内景気「横ばい圏内」 設備投資が下支え 日銀9月概況

日銀札幌支店は十日、九月の金融経済概況を発表した。道内の景気判断については、前月と同じ「横ばい圏内の動き」に据え置いた。住宅投資に関する判断を四カ月ぶりに下方修正したものの、好調が続く設備投資などが全体の判断を下支えした。  住宅投資の判断について同支店は、前月の「横ばい圏内の動き」から「弱めの動き」に変更した。札幌を中心としたマンション供給に過剰感が出てきたことや、地価、建築資材価格の上昇が影響しているという。設備投資は製造業、非製造業ともに好調で判断は「増加」。個人消費、生産、雇用・所得環境も「横ばい」とした。  上野正彦支店長は同日の記者会見で、米国のサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)問題について「日本の輸出や設備投資に影響があれば、北海道経済にも波及する。注目する必要がある」とし、道内経済にとっても懸念材料になるとの認識を示した。(北海道新聞 引用)

2007年9月10日月曜日

JR北海道は不完全燃“勝”/社会人野球

<社会人野球日本選手権北海道予選:JR北海道14-6札幌ホーネッツ>◇9日◇岩見沢市営◇準々決勝 都市対抗4強の看板を引っさげて臨んだJR北海道の「秋」初戦は不完全燃焼に終わった。札幌ホーネッツ相手の準々決勝は14-6と圧倒したが、先発の谷崎大悟(25)が3回もたず2失点降板。救援した戸田公星(19)も6回につかまり清野隼斗(27)に交代。打線は17安打と爆発も、投手陣は計14安打を許した。 谷崎は都市対抗の準決勝で4番手として登板。わずか打者2人だけだったとはいえ「またここで投げたいという気持ちになった」と心を高ぶらせた。だが与えられた初先発のチャンスを生かせず「すみません。みっともない投球で」と報道陣に謝罪。エース神田幸輝(35)に続く若手の育成という課題は残ったままだ。 神田は投手コーチも兼ねる立場として「全体に球が高めだった。これから(準決勝までの)2週間で修正しないと」と厳しい表情で話した。東京ドームで3戦連続ナイターをこなしただけに、午前9時開始のこの日の試合は「時差ぼけ」の感なきにしもあらずだった。 日本選手権への周囲の期待が高まる中、主砲の中野孝昭(27)は「道内ではただ勝つだけでは駄目。勝ち方が問題」と話した。ナインは22日の準決勝では、スカッと勝ってみせるつもりでいる。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月9日日曜日

ヒルマン監督辞任に各界から驚きの声

◆ロッテ・バレンタイン監督「今朝(8日)電話をもらって話した。日本プロ野球にとっては素晴らしい人物を失うことになると思う。家族を大切にする人で、できる限り最優先したい気持ちのようだ。すべてが(ヒルマン監督にとって)うまく運ぶよう願うばかりだ」 ◆西武伊東監督「同い年だし、オールスターでもいろいろと野球の話をさせてもらった。好きな監督の1人で、親しみやすかったし話もよくした。まったく聞いていなかったので驚いています」 ◆日本ハム大社オーナー「5年にわたる功績は、高い評価を得られるもの。いずれ帰るときは来るのだが、残念ながらそれが今シーズンだった。惜別コメントは今は避けます。すべて終わったときにあらためて総括したい」 ◆日本ハム藤井球団社長「フロントとしては非常に驚いた。来年もというつもりで慰留したが、家族との時間を共有したいという意向を尊重しようと。私は2度、直接話したが、今月初旬に話したときにダメだなと思った。苦悩の決断ではあったが、最後は意向をくんだ」 ◆高橋はるみ北海道知事「私たち道民はこの4年間、大きな夢と希望を、そして『なせばなる』という新しいフロンティアスピリットを教えてもらいました。残されたシーズンはあとわずかですが、連覇に向けて一丸となって戦い抜き、昨年の感動を味わわせていただきたいと願っております」 ◆上田文雄札幌市長「残念! まことに残念です。昨年は夢にまで見た日本一獲得で、市民、道民に熱い感動と元気を与えてくれました。ぜひ、今シーズンも優勝して有終の美を飾っていただけることを願っております」(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月8日土曜日

バルク、おかえり 13日、旭川3年ぶり道営出走

道営ホッカイドウ競馬の人気馬コスモバルク(牡・六歳)が、旭川競馬場で十三日夜に行われる重賞「瑞穂賞」に出走する。道営競馬のレースに出るのは三年ぶりで、売り上げが伸び悩む道営のために、馬主の英断で実現した。  コスモバルクは、道営所属のまま中央競馬のレースに挑戦。昨年五月にはシンガポールの最高峰レースも制したが、二○○四年九月の重賞「北海優駿(ゆうしゅん)」以来、道営には出走していない。  今年の道営は馬インフルエンザで三日間中止になった影響もあり、総売り上げは六日現在、計画比96・5%の約八十二億円。馬主側は、今秋の目標とする中央競馬の「天皇賞・秋」(十月二十八日)の前哨戦として、一着賞金が数千万円の中央競馬のレースではなく、一着でも賞金二百万円の道営のレースを選んだ。  実質的なオーナーで、道営出走を決めたコスモビューファーム(日高管内新冠町)の岡田繁幸代表は「馬産地が元気を取り戻すため、道営競馬は絶対に必要。バルクに盛り上げてほしい」と期待している。(北海道新聞 引用)

2007年9月7日金曜日

放射能の悲劇訴え爆走中 伊ツーリングチーム 稚内到着

【稚内】放射能が及ぼす悲劇を伝えるため、イタリア・ベネチアから被爆都市・広島市を目指し、オートバイで約二万キロの旅を続けているイタリア人のツーリングチームが五日、ロシア・サハリン州からのフェリーで稚内港に到着した。一行は出発から約五十日間かけて、十九日に広島に着く予定。  チームは、医師カルロ・マスカリンさん(46)ら三人と、車で同行しているイタリア人と日本人のスタッフ二人。  一行は八月三日にベネチアを出発。ヨーロッパを横断し、モンゴルを経由し、八月三十一日にサハリンに渡った。  途中、一九八六年のチェルノブイリ原発事故で放射能汚染の大きかったベラルーシ東部地方の児童養護施設を訪問。入所する子供たちと交流し、「悲しい目をした子供たちと向き合い、胸が締め付けられた」(マスカリンさん)という。  広島では、平和記念公園「原爆の子の像」に、イタリアの子供らが折った千羽鶴をささげる予定。 (北海道新聞 引用)

2007年9月5日水曜日

児童が育てたトウキビ販売 伊達・関内小

【伊達】関内小(竹本啓二校長)の児童がこのほど、総合学習の時間を利用して育てたトウキビを、梅本町のグルメシティ伊達店前で販売した。  児童二十三人が五月、約五十平方メートルの畑に種をまき、間引きや草刈りに励んで、五百本以上を収穫した。  八月三十一日に同店駐車場にテントを張ってお店を開設。生を一本五十円、ゆでたてを三本二百円で販売。児童たちは「一生懸命育てました」などと元気よく売り込み、多くの買い物客が立ち寄った。  売上金は、来年の種や肥料にかかる費用を差し引き、半分を国連児童基金(ユニセフ)に寄付するという。(北海道新聞 引用)

2007年9月4日火曜日

妊婦の搬送 札幌でも受け入れ拒否 昨年5件、最多で11回

奈良県の妊婦が医療機関から相次いで受け入れを拒否され、救急搬送中に死産した事件に関連し、札幌市内でも、二○○六年だけで救急搬送中の妊婦の受け入れ拒否が五件起きていたことが三日分かった。受け入れを十一回拒否された妊婦もおり、札幌市消防局は「同様の事件は悪条件が重なれば道内でも起こりうる」と危機感を強めている。  札幌市消防局救急課によると、受け入れ拒否に遭ったのは、腹痛や不正出血を訴え、札幌市内で119番通報した五人。全員に産婦人科の受診歴が無く、かかりつけ医がいなかった。  出動した救急隊員が、複数の病院に電話で連絡を取って搬送先を探したが、隊員が「かかりつけ医がいない」などと状況を伝えると、「医師が不在」「患者を処置中」などの理由で相次いで受け入れを拒まれたという。  拒否された回数は、少ない妊婦で五回。最も多く受け入れを拒否された十代の妊婦は、受け入れを十一回断られた後、救急救命センターのある札幌市中心部の総合病院に搬送された。この妊婦は、119番通報から搬送先が見つかるまでの所要時間が九十分と、札幌市内で119番通報から病院に到着するまでの平均所要時間の三倍を超えた。  札幌で受け入れ拒否が起きた原因について関係者は、産婦人科医の減少で救急患者を受け入れる病院が減ったことと並び、かかりつけ医の不在も影響したとみている。  市立札幌病院の晴山仁志産婦人科部長は「産婦人科の受診歴がないと、妊娠第何週なのか、早産など異常がないかなど、すべてが不明。出産に伴うリスクが高く、受け入れをためらう医療機関が出る」と説明する。  札幌の五人には、搬送中の死産などの事故は起きていない。同市消防局救急課は「患者を待たせないよう、指令情報センターと救急隊全体で情報を共有するなど改善を進めているが、課題は残る。奈良のような事件は、いつ起きてもおかしくない」と指摘。「万一に備えるためにも、妊婦さんは必ず産婦人科にかかってほしい」と話している。  奈良県では先月二十九日、救急搬送された三十八歳の妊婦が、同県や大阪府など計九病院から「医師が処置中」などの理由で受け入れを断られ、最後に運び込まれた病院で死産が確認された。この女性は産婦人科医の受診歴が無かった。(北海道新聞 引用)

2007年9月3日月曜日

道内は113人が挑戦 「ニュース時事能力検定」 札幌

日々のニュースを読み解く「時事力」を判定する初めての「ニュース時事能力検定」が二日、札幌会場を含む全国二十カ所で開かれた。  政治・国際・文化など幅広い分野から四択で出題。全国約一万二千人が受検し、道内は十四歳から七十二歳までの百十三人が二-四級の三ランクに挑んだ。  受験や就職活動でアピールするために受ける若者が多く、「新聞をよく読むようになった」という声も。今後、年二回ずつ開催するが、新聞離れを食い止める効果はあるか-。(北海道新聞 引用)

2007年9月2日日曜日

函館体協80周年うんどう会に向け 協会役員が用具を手作り

函館市体育協会(柳沢勝会長)が、同協会創立八十周年を記念し十月十四日に千代台公園陸上競技場で開く「チャレンジザうんどう会」に向けて、当日実施するユニークな競技の用具製作を八月三十一日から始めた。独自に考案した競技を含め各種ニュースポーツで使用する大小の道具を同協会役員が手作りしている。理事の近野功さんは「運動会のルールは簡単であいまいな競技はありません。家族連れでも参加できます」と参加を呼び掛けている。  この日は協会役員五人が函館市大手町の事務局に集まって、プラスチックの枠に網を張ってボールの的に組み立てたり、ゴムホースをつなげて輪投げの輪にしたりと、道具作りを約五時間行った。今後、数回集まって作業し、九月二十六日に運営スタッフが打ち合わせをする予定。  この運動会は市民五百人参加を目指す大規模なイベントで、函館市民なら小学生から高齢者まで誰でも出場できる。通常のスポーツ大会とは趣向を変えており、ママチャリ(自転車)でどれだけ遅く進めるかを競う「かめチャリ走」、カーリングの陸上版「カローリング」、さまざまなボールを的に当てて得点を競う「ナイスボール」など、ニュースポーツを中心に三十一種目行う。  運動会は午前九時半から。参加は個人でも団体でも可。無料。申し込み、問い合わせは九月十四日までに同協会事務局(電)0138・27・1004へ(北海道新聞 引用)

2007年9月1日土曜日

中央区の高齢者でつくる「和老会」 中越沖地震の被災者に100万円 50年記念行事やめ寄付へ 30年ためた費用「役立てて」

札幌市中央区の高齢者でつくる親睦(しんぼく)団体「和老会」(山口富実会長、156人)は、来年行う予定だった会発足50年記念の行事を取りやめ、行事予算100万円を新潟県中越沖地震の被災者に寄付することにした。地震被害に心を痛めた同会役員が「被災者の方々が少しでも元気になれば」と発案した。100万円には、被災高齢者を思いやる温かな心がこもっている。  同会は一九六一年に発足。以来、一人暮らしの高齢者宅を慰問したり阪神大震災の際に被災者支援募金を行うなど、社会奉仕にも力を入れてきた。  ただ、会員の高齢化が年々進み、亡くなる人も増えてきたことを考慮し、今春の総会で会発足五十年記念行事を三年前倒しして、来年行うことを企画。札幌市長らを招き、市内のホテルで盛大に祝う予定だった。  七月十六日に新潟中越沖地震が起きた際、同会の大野キヨ副会長(93)が「二時間の記念行事も私たちの思い出に残るかもしれないが、新潟の人たちのために使えば、その人たちの一生に役立つ」と記念事業費を寄付に振り向けることを提案。役員会は全会一致で了承した。  百万円は、同会が月々の会費などを三十年以上ためてきたもので、同会が発足した九月十日に上田文雄市長に手渡し、市を通じて被災者に贈られる。  山口会長は「記念行事の代わりに、会員には記念品を配ろうと思っている。寄付を通じて、被災して困っている高齢者に前向きな生活をしてもらえたら」と話す(北海道新聞 引用)

2007年8月31日金曜日

イオン道内3店閉店へ ポスフール西岡など 不採算店整理急ぐ

流通大手イオンは三十日までに、道内グループの不採算店三店の閉店を決めた。大型店事業の一本化のため発足したイオン北海道(札幌)は来年二月にポスフール札幌・西岡店を閉めるほか、食品スーパーのジョイ(同)も九月末で札幌・厚別店と滝川・滝の川店の二店を閉店する。不採算店の整理を急ぐことで、収益力の強化に結びつける。  ダイエー閉店後の店舗を活用し、二○○三年にオープンしたポスフール西岡店は初年度こそ四十六億五千万円を売り上げたが、競合店の攻勢を受けて低迷。駐車場が利用しづらいなどの問題があるうえ、「一万三千平方メートルと中途半端な広さのため、多様化する顧客ニーズに応えきれなくなった」(イオン北海道)という。  道内に十九店あるポスフール店の閉店は、今年二月の岩内店以来。札幌市内の店舗は、西岡店閉店後には藻岩店を残すだけとなる。約二百六十人の従業員はイオン北海道の他店舗に異動し、雇用を維持するとしている。  イオン北海道は、総合スーパーのポスフールと、イオン本体の手掛けてきた大型店事業を一本化し、八月二十一日に発足した。  総合スーパー(GMS)の流れをくむ中型店を道内各地に出店させる一方、今後も競争力の落ちた不採算店の見直しを急ぐ。  また、ジョイの札幌・厚別店と滝川・滝の川店は、いずれも築二十年程度が経過し、老朽化から慢性的な赤字状態になっている。滝の川店は、グループのマックスバリュなどの入居する大型商業施設が年内にオープンすることもあり、商圏の重複も懸念材料になった。  ジョイは○六年三月期から二期連続で最終赤字を計上。マックスバリュ北海道(札幌)社長の松長正三氏が社長を兼務する異例の態勢で業績改善を目指しており、店舗網の見直しを引き続き急ぐ考えだ。 (北海道新聞 引用)

2007年8月30日木曜日

総回収量1トンに 江別消費者協会 使用済み割りばし

【江別】江別消費者協会(辻冨美子会長)が、二○○二年四月から行っている使用済み割りばし回収事業で、今月までに総回収量が一トンに到達した。回収した割りばしは王子特殊紙江別工場が引き取り、リサイクル紙に加工している。同協会はごみ減量などにつながる試みとして継続していく。  割りばしは同協会の会員、市民、市民団体、飲食店から回収。開始した○二年度は六十六・五キログラムが集まった。年々活動が浸透し、回収量は増加傾向で、○五年度には三百二十二キログラム、昨年度も二百九十一キログラムを回収した。今月までに総回収量が千五十二キログラムに達した。  同協会によると、割りばしを提供する飲食店なども増えており、さらに協力を呼び掛けるという。(北海道新聞 引用)

2007年8月29日水曜日

明治のウルトラマリンブルー再び 豊平館8年ぶり本格お色直し

札幌市中央区の中島公園にある国指定の重要文化財「豊平館」で進められていた外壁の塗装工事が終了した。八年ぶりの本格的なお色直しで、明治時代の創建時の鮮やかな水色がよみがえり、観光客や市民の目を楽しませている。  リニューアル工事は、塗装が全体的にはげ落ちてきたため、市が五月から実施。約三カ月をかけ、壁の部分約七百四十平方メートルは乳白色、柱や窓枠の部分約千百平方メートルは「ウルトラマリンブルー」と呼ばれる水色のペンキで塗り上げた。  アクセントとなる柱などの水色は、一九八二-八六年の大規模解体工事の際に建設当時の色を分析して、再現した色を今回も使用した。埼玉県から観光で来た会社員福本大輔さん(29)は「さわやかなイメージの色合い。明治時代にこんな色を使っていたのは斬新だ」と驚いていた。  豊平館は北海道開拓使が一八八○年、要人用ホテルとして建てた二階建ての洋風建築物。毎年、観光客ら約一万七千人が訪れるほか、年間約百組が結婚式を挙げる会場としても親しまれている。(北海道新聞 引用)

2007年8月27日月曜日

ギョーザに厚紙が混入 苫小牧のスーパー

【苫小牧】食品メーカー・楽陽食品(横浜)の北海道工場(小樽)で製造した生ギョーザ「チルド黒豚餃子」に厚紙のようなものが混入していたとして、苫小牧市のスーパー「フードD澄川食彩館」で商品を買った同市内の男性が二十七日までに苫小牧保健所に届け出た。  同スーパーを経営する豊月(苫小牧)などによると、男性は二十三日に商品一パック(ギョーザ二十個入り)を購入、数個から数ミリ大の茶色い厚紙のようなものを見つけた。楽陽食品によると、商品は北海道工場で二十一日に四十四ケース(一ケース六パック入り)を製造、豊月には十七ケースが出荷された。豊月は札幌、苫小牧、千歳などの九店舗から二十一日以降製造の同商品を撤去し、返品した。小樽保健所が詳しく調べている。  楽陽食品は、他に苦情は寄せられておらず、賞味期限の二十七日を過ぎるため、回収措置は取らないとしている。 (北海道新聞 引用)

2007年8月26日日曜日

家族連れで海水浴の男性が死亡

25日午後4時ごろ、北海道石狩市弁天町の海水浴場で、江別市野幌寿町の会社役員大河原康夫さん(41)がおぼれているのを近くで泳いでいた人が見つけた。大河原さんは救助されたが、搬送された病院で死亡した。 札幌・北署の調べでは、大河原さんは家族で海水浴に来ていた。沖合約30メートルでおぼれたという。海水浴場はシーズンを終え、18日から監視員がいなかった。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年8月25日土曜日

北広島いじめ放置 市教委報告に「誤認」と通報生徒保護者が抗議

【北広島】北広島市の東部中で、いじめを訴えた女子生徒が転校し、いじめられた女子生徒も不登校となった問題で、北広島市教委が道教委に提出した報告書に事実隠しや誤認があるとして、転校に追い込まれた生徒の保護者が二十四日、市教委に訂正を求める抗議書を出した。  市教委は三日、事故の経緯や原因をまとめた報告書を作成し、道教委に提出。道教委はこの概要版をホームページ上などで公開している。  保護者が事実誤認などとしている部分は約二十項目。報告書では「(昨年九月に)生徒がいじめを訴えてから約一カ月、学級担任がいじめを受けた生徒からの事実確認ができない中、学級通信で全体指導をしたが個別指導はせず」について、「担任はこの段階では、いじめを受けた生徒にそもそも事実確認をしていない。十月に家庭訪問するまで保護者にも一切、連絡はなかった」と反論。  また、今年二月にあった臨時保護者会について、報告書は「関係保護者間の主張が異なり、混乱を解消できなかった」とするが、「市教委課長が『いじめをした本人が認めていないのだから、いじめとするのは無理』と発言するなど、保護者の不安をあおった」などと主張している。  保護者は「市教委の報告書は、学校は十分な対応した、との印象を与えかねず憤りを感じる」としている。 (北海道新聞 引用)

2007年8月24日金曜日

札幌聾学校で体罰 男性教諭、女児ける 校長が退職願

札幌市の道立札幌聾(ろう)学校(秋田茂校長、百九人)で七月、男性教諭(54)が小学部低学年の女子児童の足をけるなどの体罰を行ったことが二十三日、分かった。学校側は体罰を認め、道教委は近く男性教諭を処分する方針。さらに別の教諭二人による体罰があったと複数の保護者が指摘しており、秋田校長は「指導不足を反省している」と、三十一日付の退職願を道教委に提出した。  同校や複数の保護者によると、七月二十四日の放課後、数人の児童が教室で騒いでいたところ、静かにさせようとした男性教諭が女子児童一人の左足のひざ上をけり、頭を拳でたたいた。女子児童の足には五センチ大のあざができた。  この時、同校内では校長らと複数の保護者による懇談会が開かれていた。体罰の一部始終を目撃した保護者は「教諭の最初の注意が手話ではなかったから理解できなかった様子だった。体罰の直後、女子児童は足をひきずっていた」と証言。女子児童の母親は「子供はなぜ暴力を振るわれたのかが分からず、その後も男性教諭を怖がっている」と訴える。  男性教諭が体罰を認めたため、同校は二学期が始まった二十一日から、この教諭をすべての授業から外した。月内にも事故報告書を道教委に提出する。  一方、別の教諭二人が児童をたたくなどの行為をしたとして、複数の保護者が七月、二人の謝罪や担任代えを求める要望書を同校に提出した。中には、児童をたたく行為が校内で頻繁にあったと指摘する記述もある。  秋田校長は「子供の心にまで傷を負わせてしまい、保護者にも申し訳ない」とし、別の教諭二人の行為についても「調査を進めているが、保護者が抱く不信を解消することができず、責任を感じている」と話した。  道教委によると、体罰に対する懲戒処分は戒告が基本だが、意思表明を十分にできない障害児への体罰は「より深刻な事態」(道教委教職員課)として、内規で健常者よりも処分を重くすると定めている。 (北海道新聞 引用)

2007年8月22日水曜日

大型船が初出漁 道東沖サンマ漁 根室、厚岸、釧路

【根室、厚岸、釧路】今季のサンマ漁の主力となる五一トン以上の大型棒受け網漁船が十九日、根室・花咲、厚岸、釧路などの各港から道東沖の漁場を目指し初出漁した。全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)が今季導入した一航海当たりの水揚げ制限が価格動向にどう影響するか注目される。  今年の大型船の許可隻数は道内が二十二隻、東北、北陸などを含む全国で計六十一隻。昨年まで九年連続でサンマの水揚げ量が日本一の花咲港では家族などの見送りを受け、大漁旗を掲げた約二十隻が相次ぎ出漁した。  全さんまは今季、市場への供給過剰防止やロシア主張二百カイリ内での漁獲量の厳正な管理のため、大型船の場合、一航海当たりの水揚げ量を四十八トン未満(道内港で日帰り操業なら三十二トン未満)などとする新ルールを導入。既に操業中の小型、中型船でも水揚げ制限を実施している。  ただ、今年の浜値は昨年の大型船出漁前と比べて四割前後安く、現段階で水揚げ制限の影響は必ずしも魚価に表れていない。大型船の初水揚げは二十日朝の見通し(北海道新聞 引用)

2007年8月21日火曜日

スキー場のゴンドラでサミット会場へ

来年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)のメーン会場となる洞爺湖町の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が今月から、併設するスキー場のゴンドラを運行している。宿泊客やサミット会場を一目見ようとにぎわう観光客のために初めての夏季運行を決めた。 ふもとを通る国道230号そばの乗降場から、標高約600メートルの山頂付近に立つホテルまでゴンドラで約10分。天気が良ければ洞爺湖畔が一望でき、頂上付近からは羊蹄山も望むことができる。 夏季運行は11月18日まで。往復券が大人1500円、子ども1000円、宿泊者割引がある。ホテル近くの乗降場には喫茶コーナーも設けられている。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年8月19日日曜日

セルフ式給油所が増加 06年度、道内は297店・1割超に 価格高騰が後押し

ドライバーが自分で給油するセルフ式の給油所が増えている。全国で六千百六十二店、道内でも二百九十七店と、いずれも既に全給油所の一割超を占めていることが、石油情報センターの調査(三月末時点)で分かった。ガソリン価格の高騰が、割安なセルフ式の利用を押し上げている。  規制緩和で一九九八年に解禁されたセルフ式は、新規出店や既存店の改装で年々増加。年間の増加数は二○○六年度に全国で千二百六店、道内で七十一店と過去最高となり、全給油所に占める割合は全国13・5%、道内12・7%に達した。  セルフ式は店員が給油するフルサービス式の給油所に比べ、ガソリン価格が一リットル当たり数円安い場合が多い。同センターによると、ガソリンの高値が続く中、「少しでも安い給油所で」という消費者ニーズがセルフ式の出店を後押ししてきたという。  今月十三日時点のレギュラーガソリンの平均小売価格は、全国が一リットル当たり一四五・四円、道内が同一四四・二円と、八七年の調査開始以来の最高値に。当面は高値で推移するとの見方が強く、利用者のセルフ志向も続きそうだ。ただ昨秋以降、激しい価格競争でセルフ式給油所の撤退も目立ち始めており、同センターは「セルフ式が今後も順調に増えるかどうか、先は読めない」としている。(北海道新聞 引用)

2007年8月17日金曜日

支笏湖畔で新記録31・9度 続く猛暑 高齢者に熱中症も

【千歳、恵庭】千歳、恵庭の両市は厳しい暑さが続き、千歳市の新千歳空港内の観測点では14、15日に最高気温が観測史上最高となる33.6度を記録した。支笏湖畔などが行楽客でにぎわう一方、火災警報器の誤作動や熱中症で倒れる人が出ており、両市の消防本部などが注意を呼びかけている。  札幌管区気象台によると、支笏湖畔でも十四日に三一・九度と観測史上最高を記録。恵庭市では十三日と十五日に三三・五度を観測、一九九九年八月の三四・三度に次ぐ暑さとなった。  支笏湖西岸のポロピナイキャンプ場は、お盆休みも重なって多くのテントが並び、来場者数は十三日に四百十五人と今季最多を記録。その後も三百人を超えるにぎわいを見せている。普段は冷たい湖水も連日の猛暑で温められ、千歳市富丘の岡本みなみちゃん(5つ)は「ぬるい! でも浮輪で遊ぶのは気持ちいい」と水遊びを楽しんでいた。  恵庭渓谷では、涼を求める滝の見物客が絶えない。旭川市の大高英駿君(6つ)は、高さ十五メートル、幅十八メートルの「白扇の滝」をながめ、「岩の形がごつごつしてて面白い。音もすごい」。  一方、札幌市などで相次いだ住宅用火災警報器の誤作動が十三、十四日に、千歳、恵庭でそれぞれ二件があった。また、十三日夕には、恵庭市北島の高齢の女性が熱中症とみられる症状で病院に運ばれ、手当てを受けた。命に別条はないという。同市消防本部は「こまめな水分補給や、直射日光を長時間浴びないなど対策を」と呼びかけている。  札幌管区気象台によると、この猛暑は十五日まで。十六日には停滞前線が道内を南下する影響で、天気は崩れ、暑さも和らぐという。(北海道新聞 引用)

2007年8月13日月曜日

第34回北海道バルーンフェスが閉幕 上士幌

【上士幌】十勝管内上士幌町航空公園で開かれていた第三十四回北海道バルーンフェスティバル(同フェスティバル組織委、北海道新聞社主催)は十二日、三日間で四種目の競技を終え閉幕した。総合優勝には「カイラス」(愛知県)が輝いた。  全国から三十七基が参加。十日午前と十一日午後に、上空からターゲット目がけて砂袋(マーカー)を落とす「フライイン」などの競技を行った。十二日午前の競技は強風のため中止した。総合二位以下の入賞チームは次の通り。  ≪2≫バルーンクラブRAYLA(札幌市)≪3≫むくむく九州(福岡県)≪4≫チーム☆チロンヌップ(上士幌町)≪5≫上士幌町青空工房(上士幌町)≪6≫茨城大学熱気球同好会 Team BLUE(茨城県)(北海道新聞 引用)

2007年8月8日水曜日

夏の甲子園:駒苫の香田監督、恩師の我喜屋さんと対面

第89回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)は8日開幕する。49代表校のうち、社会人野球の名将から高校野球へくら替えし、24年ぶりの甲子園出場に導いた監督がいる。大会第1日の同日、第2試合で岡山理大付(岡山)と対戦する興南(沖縄)の我喜屋(がきや)優監督(57)。04、05年の大会で連覇し、昨年は準優勝した駒大苫小牧の香田誉士史監督(36)が師と仰ぐ人物で、北海道での練習方法を伝授した。「師弟対決」には早くても準々決勝まで勝ち進まなければいけないが、両監督は「大舞台で対戦できれば」と期待に胸を膨らませる。
 両監督の出会いは97年。95年に駒大苫小牧の監督に着任したものの、雪国での練習に戸惑っていた九州出身の香田監督が相談を持ちかけたのが、クラブチーム「ヴィガしらおい」の監督を務め、胆振管内白老町に住んでいた我喜屋さんだった。
 我喜屋監督は68年夏の甲子園で、興南の4番打者として、沖縄勢初の夏4強入り。さらに社会人野球の大昭和製紙北海道の選手として都市対抗で優勝を経験し、監督としても活躍。その経験から、チームの強化について「雪を丸めて投げれば肩を鍛えられる」「雪で倒れても痛くないからスライディングの練習にもってこい」とアドバイス。駒大苫小牧はこれを雪上ノックなどに応用し、甲子園常連校に成長した。
 昨夏の甲子園。我喜屋監督は、駒大苫小牧と早稲田実業の決勝再試合をアルプス席で観戦し、「弟子」が育てた選手のたくましさに興奮した。母校から監督就任の要請があったのは、この直後。今年の沖縄大会では次々と強豪を破り、プロ野球・阪神タイガースなどで活躍した仲田幸司投手を擁した83年以来の夏の甲子園出場を果たした。
 「生徒には関係ない。でも、やれたらいいね」(我喜屋監督)、「戦えれば最高」(香田監督)。指導者にとっても熱い夏になりそうだ。


(毎日新聞 北海道版 引用)

2007年8月6日月曜日

学校給食廃油、バイオ燃料用に販売へ…札幌市

天ぷら油などの廃油を利用したバイオディーゼル燃料(BDF)需要の高まりを受け、札幌市教育委員会は、小中学校などの給食調理に使った廃油を業者に販売することを決めた。8月下旬に入札を実施する。産業廃棄物として費用をかけて処分していた廃油が“金の卵”になるかもしれないと、関係者は期待している。
 BDFは、使用済みの食用油を精製してつくる燃料。硫黄酸化物(SOx)の排出を抑えられ、資源の有効活用にもつながるクリーンエネルギーとして、乗用車の軽油代わりに使われている。
 市教委はこれまで、市内の小中学校や定時制高校193校の給食で1年間に使われた廃油約50万リットルを産廃として業者に処分を委託、約800万円を支払ってきた。
 しかしBDFの利用が広がり出した昨年度初めごろから、市教委に「ぜひ引き取りたい」と申し出が寄せられるようになった。要望を受け、市教委は夏休み明けの8月下旬から廃油約20万リットルを入札で売却することにした。現在、8業者が興味を示しているという。
 市内の給食は菜種油を使っており、精製する時に粘りを抑えられる「BDF向き」のものだったことも幸いした。入札を予定している業者は「給食の油は新しいものに交換する回数も多く良質。給食配送車の燃料として使いたい」と、廃油の商品価値を強調する。
 市教委総務部は「幾らで売却できるか見当もつかないが、経費削減の流れの中、費用が収入に変わるなんて夢のよう」と産業廃棄物の有効利用に期待している。



(読売新聞 北海道版 引用)

2007年7月25日水曜日

スカート内盗撮 札幌で巡査逮捕

 カメラ付き携帯電話で女子高生のスカート内を撮影したとして、道警は二十日、道迷惑防止条例違反(盗撮)の現行犯で札幌市東区伏古八の二、札幌北署地域課巡査牧野達郎容疑者(23)を逮捕した。
 道警監察官室によると、牧野容疑者は二十日午後二時四十分ごろ、札幌市中央区内の書店で、買い物をしていた同市内の高校一年の女子生徒(15)のスカート内をカメラ付き携帯電話で盗撮した疑い。私服警備員が牧野容疑者をその場で取り押さえ、警察官に引き渡した。牧野容疑者は「間違いない」と容疑を認めており、携帯電話には画像も残っていた。牧野容疑者は二十日は休暇になっていた。
 牧野容疑者は二○○六年四月採用で、同年九月から札幌北署に配属、交番勤務をしている。谷口茂樹道警監察官室長は「あってはならないこと。調査結果を踏まえ、厳正に処分する」としている。

(北海道新聞より引用)

2007年7月17日火曜日

精神医学、映画で身近に 札幌出身・佐々木さん、メルマガで心理を解説

 札幌出身で東京在住の精神科医、佐々木信幸さん(41)が、映画の登場人物の心理描写などを基に、精神医学をわかりやすく解説するメールマガジンの発行を続けている。アメリカに留学中の三年前に始め、発行部数は四万五千部以上に。国内での自殺者が九年連続で三万人を超える中、佐々木さんは「精神科受診に、偏見が根強いことが自殺者の増加につながる。精神医学を身近に感じてほしい」と訴える。
 メルマガのタイトルは「映画の精神医学」。樺沢紫苑(しおん)のペンネームで、週一回のペースで発行している。
 札幌医大を卒業後、札幌、桧山管内江差町など道内七カ所の病院で勤務。自殺の原因にもなる精神的な不調を本人が感じても、周囲の偏見などから二の足を踏み、精神科受診が遅れた例に何度も触れた。
 二○○四年四月には、自殺に関する先進的な研究をしている米国・イリノイ大シカゴ校に留学。現地で精神科が日常的に利用されているのを見て「精神医学を分かりやすく伝え、精神科の敷居を低くする」とメルマガを始めた。
 映画を題材にしたのは、読者が余暇を楽しむきっかけになればと考えたから。米国の実業家ハワード・ヒューズを描いた「アビエイター」(○四年)など女性遍歴を重ねる登場人物には、幼少期に母親の愛情を十分に受けず育った共通点を指摘。「母親から満たされなかった母性愛を恋人や愛人に求めるが、かなわずさらに別の女性を求める」などと解説した。うつ病や自殺予防の事例なども紹介する。
 佐々木さんは留学を終えて六月に帰国。帰国前に、メルマガ人気に注目した編集者の依頼で「自殺という病」(秀和システム)を刊行しており、今後は東京都内の医院で診療するとともに執筆活動に励む。メルマガの購読はhttp://www.mag2.com/m/0000136378.html へ。

(北海道新聞より引用)

2007年6月25日月曜日

白昼強盗530万円奪う 札幌のスーパー 男3人組、事務員縛り逃走

 二十四日午後二時三十五分ごろ、札幌市中央区南七西二三、スーパー「ユアーズなんまる」に三人組の男が押し入り、二階事務所にいた女性事務員(63)に包丁を突き付け「金庫開けて」と脅した。三人組は札幌のスーパーの金庫内の現金約五百三十万円を奪い、女性事務員の手足をガムテープで縛って逃走した。女性事務員にけがはなかった。札幌西署は強盗事件とみて三人組の行方を追っている。

(北海道新聞より引用)

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2007年6月21日木曜日

YOSAKOI閉幕 天舞龍神、初のV4

 第十六回YOSAKOIソーラン祭り(組織委員会主催)は十日、札幌市内の各会場で最後の演舞を行い、五日間の幕を閉じた。「YOSAKOIソーラン大賞」には「新琴似天舞龍神(てんぶりゅうじん)」(札幌市)が選ばれ、史上初の四連覇を達成した。期間中はおおむね晴天に恵まれ、最終日は一時雨が降ったものの、各会場には多くの観客が詰め掛けた。
 祭りのクライマックスは中央区大通西八会場で行われたファイナルコンテスト。一次審査を通過した十チームと、シード権を持つ新琴似天舞龍神の計十一チームが競演。三味線の生演奏や衣装の変身を織り交ぜるなどした気合のこもった演舞で、詰め掛けた観客を魅了した。
 祭りの最後には、札幌出身の歌手、大黒摩季さんが登場。千人余りの学生スタッフとステージ上で歌声を響かせ、フィナーレに花を添えた。
 今年は台湾、米国を含む三百四十一チーム、約四万三千人(主催者発表)が参加。初の市外会場となった夕張市を加えた計三十会場で、熱気あふれる舞を披露した。

(北海道新聞より引用)

2007年6月19日火曜日

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2007年6月14日木曜日

札幌・円山動物園 むし歯予防デーに一役 カバだって歯磨きします

 六月四日の「虫歯予防デー」にちなんで歯の大切さをアピールしようと、札幌市円山動物園は三日、カバの歯磨きイベントを開いた。大きな歯ブラシでカバの歯をこすったり、おりの前に虫歯予防を呼び掛けるパネルを展示するなど趣向を凝らした。好天に恵まれたうえ、カンガルーなどの「ベビーラッシュ」だったこともあり、動物園は大型連休並みに混雑した。
 カバは体長約三・五メートル、重さ約二トンのオスのドン。水の中から口を大きく開けると三十センチ以上の長さの犬歯と前歯がむき出しになり、子供たちが歓声を上げた。飼育員が大型歯ブラシでこすりながら「野生のカバは小鳥が口の中を掃除しますが、動物園では歯磨きをします。皆さんも歯を大切に」と話した。
 カバのおりの前には「歯磨きのススメ」と題した職員手作りのパネルを展示。「歯磨き」に先立って、動物と人間の歯に関する講演会も開かれた。カバの歯磨きを食い入るように見ていた白石区の東川下小六年の柏原類君(11)は「大きな口がすごい迫力。カバの歯が少し汚れていたから、歯磨きはちゃんとしようと思った」と約束していた。
 この日はまた、五月十四日に生まれたばかりの「ハイイロカンガルー」の赤ちゃんが人気で、母親カンガルーのおなかの袋から小さい顔をのぞかせる姿に「かわいい」と声が上がっていた。「ダイアナモンキー」の赤ちゃんも五月二十五日に生まれ、母親ザルの胸にしがみつく姿が来場者を楽しませていた。

(北海道新聞より引用)

2007年6月11日月曜日

北広島「プリンス」に別れ ゴルフ場・西武の営業終える きょうから「倶楽部」に

 【北広島】西武ホールディングス傘下のプリンスホテルが運営する札幌北広島プリンスゴルフ場(中の沢)が三十一日、最後の営業を終えた。隣接する札幌北広島プリンスホテルは昨冬から閉鎖されており、これで長年にわたってまちのシンボルとなってきた「プリンス」の灯が消えた。
 同ゴルフ場は一九七六年八月一日にオープンした五十四ホールの林間コース。ピーク時には年間九万人が利用したが、西武グループの経営再建のため、ホテルとともにゴルフ場大手のパシフィックゴルフプロパティーズ(PGP、東京)に一日付で売却されることになった。同ゴルフ場は同日から「札幌北広島ゴルフ倶楽部」として営業を続け、スタッフ約二百人はそのまま雇用される。
 この日、同ゴルフ場では約八十人がプレー。札幌市豊平区の男性(63)は、「北広島というと“プリンス”というイメージがあった。その名前がなくなるのは残念」と話す。同ゴルフ場がオープンした時からずっとキャディーを務める市内美沢の木村静江さん(59)は「いつも看板に恥じないように心がけてきました」。
 営業終了後、市内の幹線道路沿いでは、三カ所にある看板を付け替える作業が行われた。
 一日から同ゴルフ倶楽部の支配人となる工藤篤緒副支配人は、「『プリンスの時は良かった』と言われないように、いっそうのサービス向上に努めたい」と気を引き締めていた。

(北海道新聞より引用)

2007年6月7日木曜日

道産ワイン

大洪水に備えて箱舟を造る。船大工たちには、牛や羊の肉とともに、赤と白のワインが振る舞われた。古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩に書かれている。旧約聖書の「ノアの箱舟」はこの話が原型だと考える人もいる▼「叙事詩」は四千年ほど前に成立した世界最古の文献だ。それに出てくるくらいだから、ワインの歴史は古い。八千年ほど前には飲まれていた。麦や米よりも、ブドウは発酵させやすかったかららしい▼日本でワインを最初に造ったのは明治になってからだ。北海道でも開拓使が製造を試みた。やがて、十勝管内池田町が旗手となり本格生産が始まる。それから四十年ほどしかたっていない▼道産ワインの会社は、今や十指に余る。札幌・大通公園のライラックまつり(二十七日まで)に足を運んだ。ワインガーデン(七丁目)をのぞく。出品各社の製品が多様でおいしいことに目を見張った▼ワインは大地が生み出す。北海道のような冷涼な土地は、さわやかなワインが向いている。飲めばすっきりと、夏場に合った味わいだ。歴史はまだ浅いが、ブドウ栽培の適地は、今後も広がる可能性があるという▼風の中、噴水の周囲に並んだテーブルに座る。咲き始めたライラックの花を見ながら道産のワインとチーズを楽しむ。至福のひとときである。週末は雨模様との予報だが、北海道の味を楽しめる晴れ間がほしい。

(北海道新聞より引用)

2007年6月6日水曜日

帯広のチームが優勝 道女流アマ囲碁 都市対抗戦

 【旭川】第二十四回北海道女流アマ囲碁都市対抗戦・女流選手権戦(北海道新聞社、日本棋院旭川支部主催)が二十六、二十七の両日、旭川市内で開かれた。
 五人一組の都市対抗戦には地元旭川や札幌など七市から十四チームが出場し、帯広の「しらかばの会A」が優勝した。
 個人戦の選手権戦にはA(五段以上)、B(四段以下)両クラスに合わせて三十三人が出場。Aクラスは磯田房子さん(室蘭)、Bクラスは田西美恵子さん(帯広)がそれぞれ優勝した。
 二位以下の成績は次の通り。(敬称略)
 ◇都市対抗戦 《2》しらゆき会B(北見)《3》しらかばの会B(帯広)
 ◇選手権戦 ▽Aクラス 《2》堀井栄子(北見)《3》白水信子(札幌)▽Bクラス 《2》伊藤和子(札幌)《3》渡辺善枝(北見)

(北海道新聞より引用)

2007年6月3日日曜日

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札大が逆転優勝 北翔大に5-3 秋春連覇 札幌六大学野球

 春季リーグ第2節最終日の24日、札幌円山球場で3試合を行い、この日まで2位の札大が首位北翔大に5-3で逆転勝ちし、札幌六大学と北海道六大学リーグに分離する以前からの通算で32度目の優勝を果たした。
 昨秋に続く連覇で、春季だけだと2年ぶり16度目の優勝。道都大は北海学園大を2-1で下し、北大は札学院大に14-7で八回コールド勝ちを収めた。
 優勝した札大は6月12日に神宮球場などで開幕する全日本大学選手権に出場し、1回戦で仏教大(京滋大学連盟)と対戦する。

(北海道新聞より引用)

2007年6月1日金曜日

農政部参事監 細越氏を起用 道人事

 高橋はるみ知事は二十四日、六月一日付人事を固めた。これまでに判明していなかった部長級のうち、農政部参事監には細越良一日高支庁長を、石狩支庁長には日野健一宗谷支庁長を起用する。
 このほか、監査委員事務局長に金野豊人事委員会事務局長を、人事委員会事務局長に稲垣利彰農政部参事監を、労働委員会事務局長に坂本均道教委生涯学習部長を充てる。また札幌中央、南、北の三道税事務所を六月一日に一カ所に統合することにより、部長級ポストとして新設される札幌道税事務所長には、道から株式会社苫東(苫小牧)の社長に出向している高橋了氏を起用する。
 藤原貴幸総務部職員監、大橋康博企業局長は留任する。

(北海道新聞より引用)

2007年5月31日木曜日

ドン・キホーテ、札幌東区に出店 秋には北斗にも

 ディスカウントストア大手のドン・キホーテ(東京)は二十三日、札幌市東区のイトーヨーカドー北四十二条店跡に、道内六号店を出店することを明らかにした。道内では三年半ぶりの新規出店で、七月中旬開業の予定だ。さらに今秋には道内七号店で道南初となる「函館七重浜店」(仮称)を北斗市七重浜に出店する。
 一月に閉店した旧イトーヨーカドー北四十二条店は地上三階地下一階建て。すでに一階の一部でパチンコ店のガイア(東京)、二階でゲーム施設のアドアーズ(同)が営業しているが、ドン・キホーテは一階の約千六百平方メートルを使用する。
 営業時間は未定だが、深夜営業も行う。同社広報課は「付近一帯は住宅街で、当社が得意とする若者層以外の需要も見込める。日用雑貨を中心に幅広い品ぞろえにしたい」と話している。同社の道内新店は二〇○三年十二月の厚別店以来。函館七重浜店は現在建設中で、店舗面積約二千平方メートルを予定している。

(北海道新聞より引用)

2007年5月30日水曜日

苦手克服が浮上の鍵 足りぬ先発、ダルあす復帰 きょうはグリン

日本ハムの先発投手陣が緊急事態に陥っている。故障者が相次ぎ、開幕からのローテーションが崩壊、先発陣の再編成を余儀なくされている。  大黒柱が揺らいだのが負の連鎖の始まりだった。ダルビッシュが10日の登板後に蓄積疲労を訴え、そこから2度、登板を回避した。  16日には建山が右太もも裏の張りで途中降板。18日に7回を投げた八木も昨年のアジアシリーズと同じ左肩の違和感に襲われ、ともに登録抹消された。八木は昨季は1度もローテーションから外れなかっただけに、ショックは大きかった。  さらに20日には、ダルビッシュと並ぶ勝ち頭の金村も右肩に張りが出て、大事をとり途中で降板した。  明るい話題は、4月下旬から離脱していたグリンの復帰と、19日のソフトバンク戦で2年目の木下が完封でプロ初勝利を挙げ、次回登板のめどが立ったことだ。とはいえ、先発の頭数は足りない。  佐藤投手コーチは「故障者はあてにしていない」とし、新戦力に期待する。建山、八木に代わる先発候補に、中継ぎ要員として昇格した高卒新人左腕、吉川(広島・広陵高)を考えている。  21日にはダルビッシュが札幌市内の屋内練習場で前回登板後から2度目の投球練習を行った。46球を投げ、球威こそあったが、制球は定まらなかった。だが、佐藤コーチは「腕は振れていたし、体は元気そう」と胸をなでおろした。ダルビッシュも「完ぺきじゃないけど7割くらい。試合の中で修正できる」と話した。  交流戦開幕の巨人2連戦(札幌ドーム)はグリン、ダルビッシュの順での先発が予想される。2人の好投でセ・リーグ首位の勢いを止め、弾みをつけたいところだ。

(北海道新聞より引用)