2007年8月19日日曜日

セルフ式給油所が増加 06年度、道内は297店・1割超に 価格高騰が後押し

ドライバーが自分で給油するセルフ式の給油所が増えている。全国で六千百六十二店、道内でも二百九十七店と、いずれも既に全給油所の一割超を占めていることが、石油情報センターの調査(三月末時点)で分かった。ガソリン価格の高騰が、割安なセルフ式の利用を押し上げている。  規制緩和で一九九八年に解禁されたセルフ式は、新規出店や既存店の改装で年々増加。年間の増加数は二○○六年度に全国で千二百六店、道内で七十一店と過去最高となり、全給油所に占める割合は全国13・5%、道内12・7%に達した。  セルフ式は店員が給油するフルサービス式の給油所に比べ、ガソリン価格が一リットル当たり数円安い場合が多い。同センターによると、ガソリンの高値が続く中、「少しでも安い給油所で」という消費者ニーズがセルフ式の出店を後押ししてきたという。  今月十三日時点のレギュラーガソリンの平均小売価格は、全国が一リットル当たり一四五・四円、道内が同一四四・二円と、八七年の調査開始以来の最高値に。当面は高値で推移するとの見方が強く、利用者のセルフ志向も続きそうだ。ただ昨秋以降、激しい価格競争でセルフ式給油所の撤退も目立ち始めており、同センターは「セルフ式が今後も順調に増えるかどうか、先は読めない」としている。(北海道新聞 引用)

0 件のコメント: