2007年8月25日土曜日

北広島いじめ放置 市教委報告に「誤認」と通報生徒保護者が抗議

【北広島】北広島市の東部中で、いじめを訴えた女子生徒が転校し、いじめられた女子生徒も不登校となった問題で、北広島市教委が道教委に提出した報告書に事実隠しや誤認があるとして、転校に追い込まれた生徒の保護者が二十四日、市教委に訂正を求める抗議書を出した。  市教委は三日、事故の経緯や原因をまとめた報告書を作成し、道教委に提出。道教委はこの概要版をホームページ上などで公開している。  保護者が事実誤認などとしている部分は約二十項目。報告書では「(昨年九月に)生徒がいじめを訴えてから約一カ月、学級担任がいじめを受けた生徒からの事実確認ができない中、学級通信で全体指導をしたが個別指導はせず」について、「担任はこの段階では、いじめを受けた生徒にそもそも事実確認をしていない。十月に家庭訪問するまで保護者にも一切、連絡はなかった」と反論。  また、今年二月にあった臨時保護者会について、報告書は「関係保護者間の主張が異なり、混乱を解消できなかった」とするが、「市教委課長が『いじめをした本人が認めていないのだから、いじめとするのは無理』と発言するなど、保護者の不安をあおった」などと主張している。  保護者は「市教委の報告書は、学校は十分な対応した、との印象を与えかねず憤りを感じる」としている。 (北海道新聞 引用)

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