2007年8月22日水曜日

大型船が初出漁 道東沖サンマ漁 根室、厚岸、釧路

【根室、厚岸、釧路】今季のサンマ漁の主力となる五一トン以上の大型棒受け網漁船が十九日、根室・花咲、厚岸、釧路などの各港から道東沖の漁場を目指し初出漁した。全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)が今季導入した一航海当たりの水揚げ制限が価格動向にどう影響するか注目される。  今年の大型船の許可隻数は道内が二十二隻、東北、北陸などを含む全国で計六十一隻。昨年まで九年連続でサンマの水揚げ量が日本一の花咲港では家族などの見送りを受け、大漁旗を掲げた約二十隻が相次ぎ出漁した。  全さんまは今季、市場への供給過剰防止やロシア主張二百カイリ内での漁獲量の厳正な管理のため、大型船の場合、一航海当たりの水揚げ量を四十八トン未満(道内港で日帰り操業なら三十二トン未満)などとする新ルールを導入。既に操業中の小型、中型船でも水揚げ制限を実施している。  ただ、今年の浜値は昨年の大型船出漁前と比べて四割前後安く、現段階で水揚げ制限の影響は必ずしも魚価に表れていない。大型船の初水揚げは二十日朝の見通し(北海道新聞 引用)

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