2007年8月17日金曜日

支笏湖畔で新記録31・9度 続く猛暑 高齢者に熱中症も

【千歳、恵庭】千歳、恵庭の両市は厳しい暑さが続き、千歳市の新千歳空港内の観測点では14、15日に最高気温が観測史上最高となる33.6度を記録した。支笏湖畔などが行楽客でにぎわう一方、火災警報器の誤作動や熱中症で倒れる人が出ており、両市の消防本部などが注意を呼びかけている。  札幌管区気象台によると、支笏湖畔でも十四日に三一・九度と観測史上最高を記録。恵庭市では十三日と十五日に三三・五度を観測、一九九九年八月の三四・三度に次ぐ暑さとなった。  支笏湖西岸のポロピナイキャンプ場は、お盆休みも重なって多くのテントが並び、来場者数は十三日に四百十五人と今季最多を記録。その後も三百人を超えるにぎわいを見せている。普段は冷たい湖水も連日の猛暑で温められ、千歳市富丘の岡本みなみちゃん(5つ)は「ぬるい! でも浮輪で遊ぶのは気持ちいい」と水遊びを楽しんでいた。  恵庭渓谷では、涼を求める滝の見物客が絶えない。旭川市の大高英駿君(6つ)は、高さ十五メートル、幅十八メートルの「白扇の滝」をながめ、「岩の形がごつごつしてて面白い。音もすごい」。  一方、札幌市などで相次いだ住宅用火災警報器の誤作動が十三、十四日に、千歳、恵庭でそれぞれ二件があった。また、十三日夕には、恵庭市北島の高齢の女性が熱中症とみられる症状で病院に運ばれ、手当てを受けた。命に別条はないという。同市消防本部は「こまめな水分補給や、直射日光を長時間浴びないなど対策を」と呼びかけている。  札幌管区気象台によると、この猛暑は十五日まで。十六日には停滞前線が道内を南下する影響で、天気は崩れ、暑さも和らぐという。(北海道新聞 引用)

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