2008年3月30日日曜日

丘珠空港 着陸間隔12分→3分 新レーダー局舎、一括管制

札幌丘珠空港にある陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市東区)に新しい「ターミナルレーダー局舎」が完成し、二十九日に落成式が行われた。十一月から本格運用を始める。
 事業費約三十億円で、局舎内に航空機を捕捉するレーダーや一度に複数の航空機の位置を画面で確認するレーダースコープなどを導入した。
 同駐屯地によると、これまで同空港の管制は離陸は国土交通省航空局札幌エリアコントロールセンターが担当。着陸は駐屯地のレーダーで位置を捕捉、誘導していた。
 複数の航空機が着陸する場合、一機目の着陸を確認後に、二機目の着陸指示をしていたが、今後は、離着陸ともターミナルレーダーで一括管制し、複数の航空機に連続して着陸体勢に入るよう指示可能になる。最短で十二分に一機だった着陸の間隔を、三分に短縮できるという。二〇〇二年は一日二十二便だった同空港の民間定期便は、現在三十八便に増加。時間帯によっては航空機が上空で着陸許可を待つケースもあるが、新管制体制によって解消される。

2008年3月25日火曜日

「立て坑に土砂流入」と断定 三笠の大規模陥没 土現

【三笠】三笠市唐松青山町の旧北炭幌内炭鉱跡地で十日に見つかった大規模な地面陥没について、札幌土現岩見沢出張所は二十四日までに、陥没地に隣接する排気立て坑の壁が崩れ、内部に地表付近の土砂が大量に流入したのが原因とほぼ断定した。
 同出張所はこれまでの調査で、排気立て坑(深さ千四十メートル)の深さ約五十メートルの地点が土砂でふさがっているのを確認。この土砂の一部を採取して調べた結果、陥没地点の周辺にあるものと同様のコンクリートやれんがの破片が見つかった。
 排気立て坑は四日、ごう音とともに煙のようなものが出ているのが付近の住民らに目撃されている。
 同出張所は、立て坑内の壁が部分的に崩れた際に噴煙が発生し、その後、地表近くの土砂が立て坑内部に流入し、底が抜けるような形で陥没したとみている。
 陥没が見つかった十日以降、現場周辺で大きな変化が見られないことから、同出張所は二十四日、陥没地から約百メートル離れた道道岩見沢桂沢線の二十四時間監視体制を二十五日に解除することを決めた。

2008年3月19日水曜日

ほくやくなど3社 一般医薬部門の子会社来月合併

医薬品卸のほくやく(札幌)とバイタルネット(仙台)、アステム(福岡)の三社が、一般用医薬品部門の子会社三社を四月一日付で合併させることが十七日分かった。ドラッグストアなどの広域展開に合わせ、取引先の窓口を一本化するとともに、全国的な物流・営業網の整備につなげる。
 存続会社はアステム子会社のリードヘルスケア(北九州市)。ほくやく子会社のほくやくヘルスケアと、バイタルネット子会社のバイタルヘルスケアを吸収合併する。合併後の売上高は二〇〇八年三月期で約六百億円を見込む。
 ほくやくなど三社は、昨年四月に経営統合委員会を設立。同業の茂木薬品商会(東京)も合流予定だったが、システム統合の準備が整わず、今年秋をめどに合併を目指す。
 ほくやくなどは〇五年十月、地域医薬品卸九社による共同運営会社「葦(あし)の会」(東京)を設立。共同で販売促進活動を行ってきたが、傘下企業の事業統合は初めて。
 道内最大手のほくやくは医療用医薬品部門が主力で、一般用医薬品の売上高は〇七年三月期で全体の2%の二十九億円にとどまり、子会社合併で顧客の利便性向上につなげる。

2008年3月14日金曜日

前売り“最速ペース” 20日ロッテ戦 完売間近

二十日午後二時から札幌ドームで行われる北海道日本ハムとロッテの開幕戦のチケットの売れ行きが好調だ。十三日現在、外野自由席をわずかに残すのみとなっており、満員の約四万二千人に迫ろうとしている。日本ハム球団によると開幕戦前の売れ行きとしては“過去最速”という。  日本ハムの開幕戦は、二〇〇六年に四万二千三百九十三人と満員を記録したものの、昨季は三万七千三十二人。今年の開幕戦のチケット販売は、満員だった一昨年より一週間早い二月十八日に始まり、球団は「過去にない速いペースで売れている」と話す。  同じカードの二十二、二十三の両日も外野自由席などはすでに完売し、S指定席、A指定席、アッパー席、内野自由席に若干の空席があるのみ。リーグ三連覇・日本一奪還に向けたファンの期待が高まっている。  開幕戦チケットは、ローソン各店と札幌ドーム総合案内所で販売。各プレイガイドでは、二十二、二十三の両日分しか扱っていない。

2008年3月9日日曜日

入場者3万人突破 早大エジプト発掘展 札幌

札幌・道立近代美術館(中央区北1西17)で開催中の「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」(北海道新聞社、HBCなど主催)の入場者が8日、3万人を突破し、3万人目となった同市豊平区の歯科医・富山元雄さん(47)さん一家に、吉村作治早大客員教授から記念品が贈られた。
 富山さんは「日本にいたら見られないものだから」と妻の真由美さん(48)、小学3年の薫さん(9つ)と来場。吉村客員教授は「歴史は好きかい」と声をかけながら、薫さんに絵の描かれたパピルスなどを手渡した。
 同展は、吉村客員教授率いる早大古代エジプト調査隊が調査・発掘してきた成果を紹介しており、ミイラマスクなど約250点を展示。23日まで(月曜休館)。観覧料は一般1300円、大学・高校生900円、中学・小学生500円。

2008年3月3日月曜日

道内給油所 ガソリン値上げ模様眺め

原油高騰が続く中、道内の給油所が需要減と価格競争のダブルパンチにあえいでいる。新日本石油など元売り大手は一日、ガソリンの卸価格を前月比で一リットル当たり三円引き上げるが、給油所の多くは、その上げ幅ほどには小売価格を値上げできない状況にある。
 札幌河辺石油(札幌)はレギュラーガソリンの小売価格を週明けの三日から二円引き上げ、一五七円とする。卸価格が三円上がっても「給油所の安売り合戦が続く中では、とても満額は小売価格に転嫁できない」(河辺善一社長)という。
 札幌の中堅給油所は「なんとか二-三円は上げたいが、他社の動向を見極め切れない」。状況を見誤って突出した値上げに踏み切れば「客足が離れる」だけに、新しい価格を決めかねている。
 新日石は二月にも卸価格を一・七円値上げしているが、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は逆に下がった。同社が卸価格を六・七円上げた十二月に最高値(一五五・五円)を付けた後、全国平均は十週連続で値下がりしている。この間、卸価格は一月こそ据え置かれたが、決して下がったわけでない。価格競争の激化で、卸価格が小売価格に連動しない状況が続いている。