原油高騰が続く中、道内の給油所が需要減と価格競争のダブルパンチにあえいでいる。新日本石油など元売り大手は一日、ガソリンの卸価格を前月比で一リットル当たり三円引き上げるが、給油所の多くは、その上げ幅ほどには小売価格を値上げできない状況にある。
札幌河辺石油(札幌)はレギュラーガソリンの小売価格を週明けの三日から二円引き上げ、一五七円とする。卸価格が三円上がっても「給油所の安売り合戦が続く中では、とても満額は小売価格に転嫁できない」(河辺善一社長)という。
札幌の中堅給油所は「なんとか二-三円は上げたいが、他社の動向を見極め切れない」。状況を見誤って突出した値上げに踏み切れば「客足が離れる」だけに、新しい価格を決めかねている。
新日石は二月にも卸価格を一・七円値上げしているが、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は逆に下がった。同社が卸価格を六・七円上げた十二月に最高値(一五五・五円)を付けた後、全国平均は十週連続で値下がりしている。この間、卸価格は一月こそ据え置かれたが、決して下がったわけでない。価格競争の激化で、卸価格が小売価格に連動しない状況が続いている。
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